第4話では、咲坂(竹之内豊)が顧問先であるビジネスシューズメーカー「鳥飼シューズ」のお家騒動の案件を担当することになります。
第4話感想
創業者で会長の鳥飼健三(竜雷太)は
「老舗の靴屋」
であることにこだわりをもっているのですが、その息子で現社長の鳥飼孝太郎(矢柴俊博)は、カフェなどの飲食業といった異業種にも進出しようとしており、親子のコミュニケーション不足から、二人は対立してしまいます。
まるで大塚家具
咲坂は、社長の弁護士を解任されたことで会長側につき
「記者会見を開いて、社長を解任しましょう」
と提案します。咲坂の用意したリハーサルに、こっそり社長を呼び出すように仕向けていた咲坂は、厳しい質疑応答の中で会長を追い詰め、息子から会社をぶっ壊すと言われたことで、
思い入れのある会社が別物にされようとしている
ことに必死に抵抗しているという本音を明かします。
会長と社長が腹を割って話し合った結果、お家騒動は無事に収束することになり、無事に案件は解決しました。
今回の案件は、大塚家具のお家騒動を思い出させる内容で、ここまで似た設定にしてもよいのかというくらい同じケースでしたが、ドラマでは、咲坂や他の弁護士たちの協力と機転によって、親子関係や会社が泥沼になることを無事に回避することが出来ました。
現実でも、こんな風に親子で話し合う場が誰かによって設けられていたら、結果は変わっていたかもしれないと思うと、とても残念な気持ちになりました。
裁判で争ったり、白黒をはっきりつけるだけが、司法や弁護士の役割ではなく、きちんと人間としての心をもって、提案をしてくれる存在があれば、もっと救われる人が増えるのではないかと感じてしまいました。
また、咲坂と佳恵(松雪泰子)の仲のよさも、すごく際立っていました。
口げんかは多いけれど、それも仲が良いからできるけんかで、どうして離婚してしまったのか、どんどんわからなくなってしまいますが、今後の展開に注目したいと思います。