「家、ついて行ってイイですか?」は、
タクシー代を払うかわりにあんたの家を見せてくれ!
という変わったバラエティー番組です。
しかも、相手はその辺を歩いている、終電に間に合わなかった素人さん。素人さんが出てくるのって、芸人が出てくる番組より面白いです。
それってなぜだろう?と疑問がわきました。
素人さんは普通のことをしているだけ?
2月9日に放送された番組に、ある青年が出てきました。彼は、家を自分で作る途中だという10代の青年です。
家を見せて!
と言われるまでもなく
家を見せてあげたい!
といいそうな勢いでスタッフを家に招待してくれます。
こういう番組が役に立つときもあるのだなと笑ってしまいました。
それだけでも他の素人さんよりは面白い経歴です。しかし、面白いと思うシーンが他にもいくつかあります。
青年が、あるものの名前を言い間違えたのです。たったそれだけなのですが、私もつい笑ってしまいました。また、若者らしくその青年が
「壁がツルツルしてる!」
と無邪気に言うシーンもありました。
そのとき、他の芸能人の出演者が「かわいい!」と言って笑っただけなのに、私もつられて笑っていたのです。
これ、よく考えると、別にたわいもない会話ですよね。しかし、こういうものの連続が、このバラエティー番組としての面白い部分となっているのです。
やらせなし!でも面白い理由
こういう素人参加型って
やらせなのじゃないの?たまに変わった人出てくるし!
と思うこともあります。しかし、この番組をよく見ていると、ちょっぴり面白いありふれた会話を、周りの人が倍くらいに面白くしてくれているように見えます。
例えば、最近のお笑いって、ギャグを言うと観客の笑い声が入ることが多いです。
つられて笑ってしまうのが人間なのですよね。
素人さんたちがそれぞれ魅力的なのはもちろんそうです。しかし、普通に起きていることを、笑いや感動に変えてしまうのがバラエティー番組の制作者たちの実力です。
盛りつけが上手い!
というか、影の主役であるスタッフの存在は大切だなと思いました。
素人さんたちは料理をされる前のよい素材たちなのですね!
私なら、「家について行ってイイか?」と言われたら、すぐに断ります!部屋がごちゃごちゃですし、何か余計なものが映ってしまうかもしれません。
素人さんでも番組に協力できる勇気のある人たちってスゴイですよね。