第3話では、ついにナオミの考えた殺人計画が明らかになった。
その計画は・・・。
第3話感想
殺人計画は
達郎を殺害後、ナオミが達郎に紹介した認知症外商顧客の口座からカナコの口座に1千万円をネットから振り込み、達郎そっくりの李さんにお金を引き出させる。その後、達郎のパスポートを使って李さんは中国へ渡る・・・
というものだ。
銀行は、達郎が顧客から金をだまし取り中国へ失踪したと考えるが、銀行の信用を守るため警察には届け出ないため、達郎を殺しても捕まらないし、李さんも中国へ戻れる。
ナオミは、カナコと一緒に旦那の埋め場所を必死で探し周り、李さんも中国へ戻るため、カナコを救うために、何度も達郎のサインを練習するなど二人に誠意をもって協力する。
そんな二人のおかげで、達郎殺害の覚悟を決めかねていたカナコも自分の本音をさらけ出し、殺人計画を実行に移して「自由に生きよう」という強い決意を固めていった。
弱い女性の立場
殺人はどんな理由があっても許されることではないかもしれないが、このドラマを見ていると
一方的に暴力を振るわれる弱い女性の立場
に感情移入してしまい、「何とかして助けてあげたい」「ダメなことでも応援したい」という気持ちに駆られてしまう。
ナオミは、こんなに崇高な計画を立てられるほど頭脳明晰で心優しい女性だし、李さんもとても誠実な男性なので、カナコが決意を固めることができたのは
この二人が自分のために、ここまで手を尽くして支えてくれている
ということを痛いほど感じたからだろう。
DV被害での自殺は多い
調べてみると、DVを受けていてもその悩みを他の誰にも言えず、助けてもらう手段もなく耐え続ける人や、外傷が原因で死亡した人、自殺した人の記事は世界中にあった。
次回からは殺人計画が実行に移りそうだが、李さんの働いている店に警察が入ったり、認知症の顧客の外商担当を外されそうになったりと、第3話でも危ない場面が多々あったため、登場人物の動向をより一層注意深く見守っていきたい。
(第4話感想はこちら)