与一分散インターン生だった4人は、4月から晴れて社員として入社。一ノ瀬だけは1年契約の採用ですが、インターンの時と同じ人間関係最高の部署に配属されます。他の3人の苦労シーンと、自分の社会人時代が部分的に重なり、とても懐かしい気持ちになりました。
第3話感想
一ノ瀬歩(中島裕翔)は営業3課に契約社員として入社し、上司の織田勇仁(遠藤憲一)と先輩の安芸公介(山内圭哉)に温かく迎えられます。
その一方で、他の3人のインターン生は初めての部署に配属されて、それぞれ大変苦労することになります。桐明(瀬戸)は鉄鋼2課に配属されますが、上司とそりが合わず、雑用しかやらせてもらえなかったり、書類の赤字添削が山のように返ってくる日々です。
人見(桐山)は繊維1課に配属されますが、要領と調子のいい先輩の鳴海(マギー)に仕事を押し付けられ、すべて鳴海の手柄にされてしまいます。口のうまい人見も、さらに格上の先輩を、どう攻略していいかわからないようでタジタジです。香月(山本)は資源2課に配属されますが、女は不要という感じの男天下の部署で、庶務的なことばかりさせられ、女なのに愛想がないと陰口まで囁かれて、とてもかわいそうです。部署の雰囲気は、仕事内容よりもずっと影響力の大きなものだと思います。
一ノ瀬は、本当に恵まれた人間関係の中で、のびのびと仕事ができていますが、他の3人はとても苦戦していて、どのパターンも現実社会にも溢れかえっているケースばかりだと思います。大変優秀でやる気のある社員でも、上司との相性が合わないと委縮したり、機会を与えてもらえずに潰れてしまうことは大いにあるだろうし、人の手柄を平気で横取りする性格の悪い人はたくさんいます。今は、男女平等社会や女性進出が進んでいると言われていても、実際にはまだまだ男社会で、女性はでしゃばらず、可愛らしくしていればいいとか、上に立たれたくないと思う男性は大勢いると実感します。
今回、営業3課は無実の罪を着せられた上、安芸が暴力を振るったと懲罰委員会にかけられそうになりましたが、香月が一ノ瀬に真実を密告したことで回避されました。でもそのことで、香月が部署でますます難しい立場に立たされそうです。
次回も香月は部署で苦しい思いをしそうですが、どのように振る舞い、乗り越えるのか、楽しみです。同じ女性として、香月には周りの圧力に負けずに、頑張ってほしいです。