日本テレビの「金曜ロードSHOW!」は11月にジブリ作品3連発放送です。
放送される作品は
- となりのトトロ(11月4日)
- 紅の豚(11月11日)
- 猫の恩返し(11月18日)
です。
ジブリ作品の放送回数
ジブリ作品はテレビ(地上波)放送で見る機会が非常に多いですよね?
最も多く放送されるのは、ジブリの新作映画が封切される直前のいわゆる
映宣・プロモーション
と言うことになると思いますが、それ以外にも
視聴率が取れる
と言う理由もあるような気がします。
さしあたり、今回放送される3作品を調べてみました。
となりのトトロ
1988年に映画公開されたスタジオジブリの代表作品と言える「となりのトトロ」。公開から既に30年近い年月が経っているにもかかわらず、幅広いファンから支持を受けて毎回視聴率も安定しているコンテンツでもあります。
これまでの放送回数は14回。1989年の地上波初放送から、概ね2年に1回のペースで放送されています。
初回の視聴率は21.4%。14回目の視聴率でも19.4%もあり、なかなか数字が取れないとぼやくテレビ業界においてのビッグコンテンツと言えます。
最高視聴率は1990年放送時(2回目)で23.2%、最低視聴率は2008年放送時(11回目)の17.6%でした。
ちなみに14回放送の平均視聴率は20.7%です。
今回も、子供から大人まで楽しめるトトロは高視聴率をたたき出すのでしょうね。
紅の豚
1992年のジブリ作品であり、豚と飛行機と言うアンマッチングな組み合わせと、元は日本航空の機内上映用に制作されたと言うエピソードを持つ特異な作品と言えるでしょう。
これまでの放送回数は10回と、トトロには及ばないもののジブリ作品では多い部類に入ります。初回の放送は1993年ですから、当時は毎年のように新作を発表していたジブリは
翌年には地上波で見られる
と言うのが定番になっていましたね。
初回の視聴率は20.9%。10回目の視聴率で16.0%でした。
最高視聴率は1993年放送時(初回)の20.9%で、最低視聴率は2012年放送時(9回目)の11.2%でした。
10回放送の平均視聴率は15.7%です。
飛行機好きのコアなファンに支えられていると思われますが、大人のロマンスを描いた
子供には少しわかりにくい
点が、トトロに比べて数字を取りにくい理由なのかもしれません。
猫の恩返し
ジブリ作品では比較的新しいこの作品は、2002年に公開された
スタジオジブリの作品『耳をすませば』の主人公である月島雫が書いた物語という位置づけのスピンオフ
と言うものでした。
これまでの放送回数は僅かに4回。これまでのジブリ作品と違い、地上波放送されたのも公開から3年後の2005年でした。
初回の視聴率は17.5%と初回放送20%超えが定番となっているジブリ作品としては低調と言えるのかもしれません。4回目の放送は2013年で視聴率は15.3%でした。
最高視聴率は2005年放送時(初回)の17.5%で、最低視聴率は2010年放送時(3回目)の11.6%となっています。
4回放送の平均視聴率は14.2%です。
最も地上波で放送されたジブリ作品
これまでに最も地上波で放送されたジブリ作品は何なのか?も調べてみました。おそらく、結構最初のころに作られた作品になると予想されましたが、やっぱりそうでしたね。
風の谷のナウシカ:地上波放送回数16回
となりました。最高視聴率は2000年放送時の23.3%でした。
ジブリ作品の中で最高視聴率を記録したのは
千と千尋の神隠し
で、2003年放送時(地上波初)の
46.9%
でした。凄い数字ですね~!!
何度も何度も放送されるジブリ作品ではありますが、逆に言えば
何度見ても楽しめるジブリ作品
とも言えるのかもしれません。
秋の夜長のひと時を、ジブリで楽しむのも素敵な過ごし方かもしれませんね。