この物語は、容姿端麗で立派な職業に就きお金にも不自由していないのに、39歳になっても未だに独身のアラフォー主人公の橘みやび(中谷 美紀)が、高校時代にずっと好きだった同級生の桜井洋介(徳井義実)と再会し、積極的に恋愛や結婚を考え始める物語です。
第1話感想
桜井との初めてのデートの帰り際に、友達でいましょう宣言をされてしまった橘みやびは、自分に対してズバズバと恋愛指南をしてくる割烹の店主である十倉 誠司(藤木 直人)に、
「私のどこがいけなかったの?」
と質問します。その時の十倉のアドバイスは、実にたくさんあって、どれも独特で斬新だが、妙に納得できる部分が多かったです。
十倉のアドバイスが
十倉さんのアドバイスを要約すると
「あの時、おまえは男性に気に入られようとして、たしかに頑張っていた。仕事や他の事は、頑張った分だけ成果が出たかもしれないが、恋愛においては、頑張りを押しつけられた男性は、女の必死さに引いてしまうか、その女をモノにしたいという意欲がそがれてしまう。大事なことは、男性の話すことに突っ込みをいれながら、常に男性の上に立って会話の主導権を握ることである。」
というものでした。
女性として、好きな男性に気に入ってもらおうと健気に頑張りすぎてしまう女性の気持ちは痛いほどよくわかります。でも、
その女性が若ければそれを可愛いと思えるかもしれないが、年をとってからは通用しない!
という言葉も、リアルな男性の声のように感じました。
35~40歳までの女性が結婚できる可能性は2%だという結婚相談所に行った時の話にも、とても衝撃を受けましたが、女性が結婚に経済的余裕を求めるように、男性は女性に癒しや子供を産むことのできる若さを求めるのも、当然のことなのかもしれないと思いました。
ツッコミマスターになれ
十倉の言う突っ込みマスターとは
- 常に予定調和を崩す
- ツッコむ、ツッコむ、やたらと絡む
- 急に話題を変えて揺さぶる
- 気があるのかと思わせて否定し揺さぶる
と言う「吊り橋トーク」。これは若い女性には無理なほどの経験が必要とのことで、大人の女性だからこそ効果があるんだそうです。そして、最も大切なのは
男の上に立つこと!
なのだそう。男は手が届きそうで届かない価値の高い女を求めるから、相手を揺さぶって上に立って簡単に手に入らないと思わせることが
男が追いかけたくなる女
になるポイントなのだとか。
なるほど・・・。
橘みやびのように、仕事も充実していて経済的余裕もあり、美人のアラサー、アラフォー女性が近年急上昇しているし、とても輝いている方が多くて羨ましいこともあります。
けれど、そんな方たちも、年をとって一人で老後を過ごすのは寂しいと不安な瞬間があるはずだと思います。
私も十倉さんが近くにいれば、恋愛指南してほしいと思うほど、次回が楽しみな作品です。