第2話では、主人公の深山(松本)たちは、口論となった男をもみ合いの末にナイフで殺害してしまった山下(風間俊介)という若い男の弁護を担当することになりました。
第2話感想
山下の当初の供述によると、たまたま立ち寄った居酒屋で大騒ぎをする木内(岡山天音)という男を注意して、外に連れ出される。そこで、逆上してナイフを出して向かってきた木内を、必死で交わしているうちに、もみ合った末に奪ったナイフで殺害してしまったため、正当防衛だと主張していました。
ところが、深山は山下の証言に違和感を覚え、彼ならではの捜査を開始し、刺したと供述した回数が2回なのに対して、切り傷痕が5回あることにも疑問を持ち、殺人の意思があったのではないかと、真実に近づいていきます。
結局、山下と木内は同郷出身で、木内が過去に犯した強姦事件の被害者女性が山下の婚約者だったという衝撃の過去に辿り着きます。最後には、居酒屋の店長と木内は強姦事件の共犯者で、5回のうち3回を刺したのは、店長であるという意外な展開となりました。
正当防衛は無罪だが
第1話に引き続き、弁護士事務所のメンバーは本当に個性的で、たまに挟まれる小ボケやよく分からない所で垣間見えるこだわりの強さなどが、少しずつではありますが、癖になってきました。
正当防衛なのか殺人の意思があったのかの事実を突き止めるのは、とても難しいことなのだろうと思います。でも正当防衛が認められると無罪になるのではあれば、判断が難しいから仕方がないと割り切ってはいけないと感じました。
ただ、今回のケースでは、殺された木内は、親戚の権力者に守られて悪いことをしても罰を受けず、全く反省もせずに好き勝手に生きていたわけで、きっとこのまま生きていたら、これからも悪いことを繰り返していたと思います。
そんな奴に、婚約者を殺された男性が出会ってしまったら、全く懺悔の気持ちもなかったら、殺したいと思うのは当然で、殺されてよかったのではないか…とどめを刺したのが強姦事件の共犯者で、本当によかったと思ってしまう自分がいました。
このドラマの感じが「何かに似てる」と思っていたのですがやっとわかりました。木村拓哉さんのヒーローでした。ヒーローは検事でしたが、その弁護士版って感じがしませんか?