第5話では、早子先生(松下奈緒)に今度こそ運命の相手かと思われる男が現れました。
第5話感想
それは、以前早子の実家「立木豆腐店」に何度か豆腐を買いに来ていた謎の男の三田凪太郎(吉岡秀隆)です。
店先に忘れていった赤い傘を探しに来た凪太郎でしたが傘は見つからず、見つけ次第連絡すると約束する早子のお母さん(松坂慶子)でしたが、不思議な縁で、早子とも再会することになります。
今度こそ運命の相手?
それは、小学校に1年生の生徒が病気になったウサギを持って登校し、病院に連れていくことを拒む生徒の要望で、学校に医者として来てくれたのが凪太郎でした。安楽死とか、ものすごくナイーブで難しい問題に誠実に向かい合う早子と凪太郎には、素直にとても好感が持てました。
お礼ということで早子の自宅に凪太郎を招き、家族とすき焼きを囲んだり、仲良くババ抜きをする様子は、とてもお似合いのカップルというか長年連れ添った夫婦のようで、運命の人というのにあまりピンとこない私ですが、もしそういう相手がいるとしたら、こういう二人のことを言うのではないかなぁと思えるほど、いい関係に見えました。
いい関係とは少し違いますが、梅子先生(佐藤仁美)と腐れ縁の木の下(とにかく明るい安村)の別れ方も、なんだか感慨深いものがありました。
お互いに架空の新しい交際相手を連れてきて、最後の別れ話をするのですが、木の下の
「俺みたいなダメな男にでも、次の彼女ができないと、梅ちゃんは優しいから見捨てられないから…でも俺もう大丈夫だから」
と今までダメな部分ばっかりだった木の下が最後に見せた優しさと、梅子先生が
「彼はどうしようもなかったけど、手は暖かいから冬は便利かもしれません。たまーに、すごく幸せでした」
の言葉にも本当に彼のことが好きだったんだなぁという気持ちが伝わってきて、別れた方がよかったのは間違いないと思いますが、二人の愛の形に、なんだかいいなぁと思いました。
いろんな縁があって、それがどんな風に展開して行くのかが楽しみです。本当に運命の相手なのかも気になりますね。