藤堂新一（藤原竜也）を刺そうとする母親の万紀子（黒木瞳）、そして、すべての黒幕は新一の信頼していたBARの店長である日下瑛治（伊野尾彗）だという衝撃の真実。
すべてが最終回で明らかになります。
最終回感想
すべての真実が一気に明らかになりました。
万紀子は、藤堂新一の父親と結婚する際、結婚する条件として、実の息子を養子縁組に出して縁を切ることを要求されました。旦那を失くし、自分一人では息子を金銭的に食わせてやったり、教育を施すことができなかった万紀子は、再婚を決意し、息子を養子縁組に出して、新一の母親となりました。その実の息子が瑛治だったというわけです。
瑛治は、母親を奪った新一を恨み、新一を破滅させることだけを考えて生きてきたようです。パーソナルナンバーを乗っ取ったのも、地元の友達の背中を押して誘導したのも、世界を孤独にする計画を企てて新一を犯罪者にしようとしたのも、すべて瑛治のしたことでした。
そして、最終的に新一が殺人犯になるように、自分を殺すように言います。もし、新一が自分を殺さなければ、母親である万紀子を自分が殺すと言います。同時に、もし新一を殺人犯にするのが嫌ならば、新一か瑛治のどちらかを殺せと万紀子に言う瑛治。
もうぐちゃぐちゃですが、最終、瑛治が新一の足を刺したところで、万紀子が瑛治を刺し、その後瑛治が万紀子を刺して、万紀子と瑛治が死亡。という結論となりました。そして、新一は、婚約者の早苗（二階堂ふみ）とお腹のなかにいる赤ちゃんのもとに戻り、藤堂新一という名前も日常生活も取り戻して、一件落着。といった感じで終わっていきました。
たくさんの人が死んでいったこのドラマですが、新一への恨みのために、こんなにもたくさんの人を巻き込み、こんなにも大規模なたくさんの計画を立てる必要が、果たしてあったのかという疑問は残りました。
結局は、実の息子をここまで追いつめ、苦しめた母親の責任は大きいと思います。どちらにもいい顔をして、「本当の息子は新一だけよ」と瑛治の前で言ったことや、最終的に後悔して庇ったにしても、新一を殺そうと車の通る道路に押し倒すなど、問題行動がありすぎたと思います。
最終回で、色々なすべての謎が解決してスッキリすることはできました。一番悪いのは母親だと思いますし、たくさんの人が巻き込まれて犠牲になったドラマでした。
