ニーチェ先生は、主にシュールなコントを繰り広げるテレビドラマです。といっても、シュールなのはニーチェ先生だけだったりしますが。
今回の放送では、はじめのほうで趣味についてのコントがありました。
「お前の趣味、就職浪人だろ?」
「それ、趣味じゃない!わざとじゃないよ!」
みたいなやりとりが出てきます。否定したつっこみ役の男の子ですが……。
そんなに否定することでもない?
就職浪人が趣味です!というと、ドッと笑うところでしょう。しかし、全否定をすることはないのではないでしょうか?趣味の定義の範囲は、かなり広いです。
ニーチェ先生のあの真顔さを見ていたら、それにつられたのか、少しは肯定できるところがあると思ってしまうのです。
人に言われて初めて気づくのが趣味
意外と自分では
趣味じゃないことも趣味になっている
ことがあります。自分にとっては嫌なこと、苦手なことすらも、なくてはならないものになっていることってありませんか?
人に言われてはじめて
「あ、自分ってそんな趣味、あったんだ!」
となることも、おかしなことではありません。
そもそも、就職浪人は悪いこと?
受験校に落ちてしまった、会社をクビになった、どれも、実はいい経験になっていることがあります。ニーチェ先生は、真顔で
趣味が就職浪人
だと発言しています。天然ボケだとしても、おバカなところがあったとしても、人間は真顔であんなことを言う人はいないと思いますから、それなりに、何か思うところがあって、そう発言したはずです。
就職浪人が趣味のバイト仲間。
ニーチェ先生は、核心をついた言葉を言っているような気もします。性格上、彼はシュールな発言ばかりです。しかし、とんちんかんなことを発言したわけではない!と思いたいです。頭の中はのぞけませんが、彼も、なんらかの理屈を持って、就職浪人が趣味だと言ったわけですから、これについて、全否定はできないと私は考えました。人それぞれの考え方があるのですから。
ニーチェ先生のように、くだらないことも真顔でとらえるのもいいなと思います。