なにやらバッドエンドな雰囲気が流れだした7話のラスト。3月4日に放送した8話では、それをくつがえすような幸せストーリーが続きました。しかし、やはり最後は?
「わたしを離さないで」と言った人物も明かされます。
第8話感想
美和に何かが起きそうな予感がしてた…
小さい頃に育ってきた陽光学苑。大人になって戻ってきた3人です。
最初に気になったのは、美和が貧血で倒れそうになるシーン。ほんの一瞬のことですが、なんだかこの先の展開が不安になります。次に、美和がこちらを見てにこっと微笑むシーン。ドラマってよく見ていると
「あ、だからここそうだったのか!」
と思うことがありますよね。何か嫌な予感がしてしまいました。しかし、幸せな展開が続いていきます。
美和が、本当の気持ちを告白!
とうとう友人の美和が、友彦を奪い取った理由を明かしてくれました。
「1人になりたくなかった」
のですね。寂しいから、わがままな振る舞いをしたかもしれませんね。
かわいいところがある、というのはこういうのを言うのでしょう。これでは恭子も放っておけないはずです。
お人よしの女性と寂しがりの女性。意外と相性のよい2人といえますね!
腕を組むシーンはインパクトあった
仲直り?した2人がドラマの中で、布団で仲良くくっつきあって寝るシーンは、幸せいっぱいという感じでした。修学旅行のようですよね。腕を仲良く組むシーンも出てきます。
今回の放送で腕を組むのは、恭子と友彦かと思っていました。久しぶりに仲良くなって腕を組んだのは、美和と恭子なのです!これは見逃せない展開でしたね。わたしを離さないでは、友情のストーリーも強く出ている気がします。
しかし、感動のシーンだから曲もいつもと違うものが流れてきた…とかそういうものではないです。演出が自然すぎて
あれ?そんなシーンあった?
とあとで思う人もいるかもしれません。人間って、複雑に絡み合いすぎても、やり直せることもあるのですね。
本当は恭子になりたかった
その後、さらに衝撃発言を美和がしてくれます。1人になりたくない、という悲しみを解消するために美和がしようとしたこと。それは、大好きな友達である
「恭子になりたい」
ということだったのです。嫌いどころか、親友になりたかったような感じだったのですね。
しかし、美和の提供がはじまってしまいます…。
怖くて恭子の腕にしがみつく美和。同じ腕を組むシーンでも、全然違うものになっていて悲しいですね。しかし、そんな美和がさらに驚くべき発言を!?
「わたしを離さないで!」
臓器提供者として、連れていかれることを美和は知っていたはず。美和が最後に言った言葉は、「わたしを離さないで!」でした。
これには驚きです!
タイトルが「わたしを離さないで」でしたから、「わたし」って恭子のことでしょ?と完全に思っていました。「わたし」は恭子ではなく、美和のほう!?これは、ちょっと展開が読めなかったです。
いじわるなところもあった美和ですけど、恭子と友彦にとってはかけがえのない大事な友人です。その後の切ない感じの恭子を見ていると、しばらくは悲劇的な結末になってしまったなと思いました……。
しかし、それって、今までのことが楽しかったからそう思えたわけですからね。
美和がいなくなり、残されたのは恭子と友彦の2人。8話では、2人が抱きしめ合うシーンで終わりました。美和と腕を組むシーンのほうがインパクトあるのは、予想外ではないからでしょうか。
友彦が、俺を離さないでくれ!なんて言ってくれたら最終回が面白そうなのですが。
どうにか明るい結末を望みたいところです!