4月19日に放送された「重版出来!」2話は、前回と比べると主人公の影が薄い?
代わりに、「幽霊くん」のあだ名を持つ営業部の青年が活躍しています。演じているのは、俳優の坂口健太郎さん。ほぼ今回の主役ですね。
彼、かなり地味だけど準主役で大丈夫?幽霊くんの活躍具合を中心に、ネタバレ感想を書いていきます。
幽霊くんが準主役だった?
坂口健太郎さんが演じるのは、小泉純という影の薄い青年です。この青年、幽霊くんと呼ばれるほどの影の薄さにプラスして、頼りなさまで持っています。
「あ、いたの?」「いないの?でも、別にいいか」
ってい言われるタイプの男子でしょうね。クラスに1人いそうです。
しかし、幽霊くんと言われて実は傷ついている描写も見られます。かなりイケメンですが、ちょっといじられキャラなのでしょうか?柔道一本だった主人公・黒沢心が編集者になったのも驚きですが、彼が漫画雑誌の営業部だということも、かなり驚きます。
どんな事情で出版社に入ろうとしたのでしょうか?ドラマ内では、具体的なプランはないと言って怒られていますから、深く考えないで入ったのかも?
黒沢パワーに感化
今回の放送では、たくさん売りたい!という編集者の人たちVS予算が足りない!という営業部の人たちで、対立してしまいます。
しかし、結局、編集者の「漫画は面白いだろ」という考えに営業部も折れてしまうのでした。営業部で役に立たない小泉は、新人編集者の黒沢とタッグを組まされます。
黒沢はどんどん熱心に売り込みを開始します。すでに2話にして、この主人公の女子は漫画の面白さにとりつかれてしまった様子。人生に疲れた青年が電車で旅をする漫画を、鉄道コーナーにも置いてほしい!とまで提案してしまうのでした。しかも、それがまかり通っていったのは、黒沢パワーですね。
しかし、ガンガン売り込みをしたのは、編集者である黒沢。幽霊くんはたたずんでいるだけです。
今までどうやって仕事してきたの?
とそっちのほうが気になってしまうくらい、いてもいなくてもいい存在に成り下がっている?
そういえば彼、1話で出てきたときも
「この人、サブメンバー?ちょい役?」
と思った人いませんか?影が薄すぎるって、かなり切ない!あだ名が「幽霊くん」なのも納得できます。地味で大人しくて、意志も弱い……。彼、一生、幽霊くんのまま?とちょっと不安になってしまいそうです。
しかし、彼、こんな自分を変えたいと心の中では思っていたようですね。後半からは、怒涛の巻き返しをしてくれました。この後、幽霊くんが、めちゃくちゃカッコよく見えてしまいます。
さすが準主役!ガラリと超進化した姿を見せつけてきた
元・幽霊くん、いや営業部の小泉純ですが、後半からはどんどん進歩をとげていく!主人公を食うという表現をしてもいいくらい、怒涛の追い抜きをしてくれます。
確かに、何か大きなことがあって数か月後に会ったら別人になる人って……います。何がきっかけかというと、非常に簡単!
黒沢心の一生懸命な姿やパワフルな笑顔
が原因ですね。「いつもの元気いっぱいなノリ」に流されて、小泉純も思わず自分から意見を言うようになるのでした。先輩ばかりいる全員の前で1人、自分のアイデアを貫き通す姿は、なんだか男前!しかも、そのアイデアは見事、採用されてしまいます。
有言実行な人物が「幽霊くん」なわけない!悲惨なあだ名、卒業です。彼の、この超進化といっていいほどの姿を見せつけてきた展開には、多少、ぽかんとさせられました。
小泉純ってどういう立ち位置?ただの先輩?ヒロイン?
というか仕事上しょうがないのですが、今回の放送で小泉純は、主人公・黒沢心と「常に」行動を共にしていますね。共感するところも同じで、相性もかなりよい様子!
どう見ても、この2人、最終話までに恋騒動が起きるでしょう。
ドラマ展開的に、サブキャラかと思われた人物が、黒沢心の恋人候補だったとは予想外です。出演は多いものの、やはり地味さはまだまだ健在。影の薄さがむしろ魅力的になっていきそう?
幽霊くん……いや、今回は出演の多すぎる「出しゃばりくん」だった小泉純。彼が、これ以上、影が薄くならないよう、ガンバレとエールを送りたいです。坂口健太郎さんって、イケメンで実際は元気もありそうですが、こういう役を見ていると、実は影が薄いほう……?と勘違いしてしまいそうですね!
パワーガール黒沢心と幽霊くんのコンビ、この先も気になります!