「ナオミとカナコ」ってどんなドラマ?
いっそ二人で殺そうか、あんたの旦那
って物騒なキャッチなので気になっていた。
それでは、第1話の感想を・・・。
第1話感想
心が強く、知的なキャリアウーマンのナオミ(広末涼子)と、控えめで日本人女性らしい性格の専業主婦カナコ(内田由紀)は、大学時代からの親友で半年ぶりに再会する。
実はカナコは、エリート銀行員の夫の達郎(佐藤隆太)から、ひどいDVを受けていた。
母親が父親からDVを受けているのを見ながら育ったナオミは、追いつめられたカナコをDV夫から救うため、一緒に旦那を殺そうカナコに話したところで、第一話は終わる。
自分と重ねてしまった
私は、1年前までキャリアウーマンとして仕事をしていたが、結婚を機に退職して専業主婦になった。そのため、ナオミとカナコのそれぞれに自分を重ね合わせて見ることができた。
私が働いていた時も
生き生きしていて素敵だ
と言ってくれる人もいたが、実際は
自分がやりたいことに時間を使えず、仕事に忙殺される日々
に疲れていた。
幸せな家庭を作りたいと専業主婦になったが、子供はまだいない。
今の私を羨ましいという人もいるが、家に一人でいると、自分の存在意義を見失いそうになる瞬間がある。
「幸せじゃないのは私だけじゃないと知って安心した」
と言ったカナコには、妙に共感してしまった。
DVに衝撃
私はどちらかというとナオミの性格に近いため、DVに黙って屈するタイプではないと思っているが、それは
幸いにも私や私の周りにDV被害がいない
ので、本当の恐怖を理解できていないだけなのかもしれない。
DVを受ける母とカナコの話を聞き、展示会で時計を盗んだ中国人女性(高畑淳子)が言い放った言葉も、とても印象的に残った。
「すぐ離婚しない日本人女性は優しすぎる」
「中国では、親や兄弟、友達が助ける、困った時に助けなくて、どうして友達か」
親友がDVを受けていたら、一緒に殺そうとしてまで助ける勇気が私にあるだろうか?
何かと泣き寝入りする日本人のダメな部分を痛感すると同時に、正直で強い中国の国民性が、少し羨ましくなった。
今後も、ナオミの殺人計画の行方や、カナコが強くなっていく姿から目が離せない。
(第2話感想はこちら)