第6話では、たくさんの人の間で、さまざまな事件が起こりましたが、今回は坂間に的を絞りたいと思います。
第6話感想
坂間(岡田将生)は、妹のゆとり(ぱるる)がまりぶ(柳楽優弥)が店長を務めるガールズバーでアルバイトをしていることを知って頭を抱えますが、そのことを家族にも彼女にも友達にも誰にも打ち明けることが出来ず、レンタルおじさんを利用します。
そんな中、坂間は上司の早川から宮下に仙台支店長の話が持ちあがっていることを聞かされ、彼女から何も聞いていなかったことにショックを受けます。
最近、ボルダリング場で彼女の宮下と友達の山路がものすごく仲よさそうに過ごしているのも知っていた坂間は、なんでも相談できる仲になっていた二人に少し嫉妬しながらも、宮下と話をするためにボルダリングジムに現れます。やみくもに壁を登ろうとした坂間は落下してアキレス腱を半分切る大怪我をしてしまい、踏んだり蹴ったりの状態です。
そこで、彼女の宮下と話をするわけですが、宮下は仕事で自分の実力を試してみたいという気持ちと、これ以上婚期を逃すのは怖いという坂間への気持ちで揺れているという素直な気持ちをぶつけてきます。
結婚しようじゃなく別れよう
そんな坂間が発した言葉は「結婚しよう」ではなく「別れよう」でした。
妹のことを一人で抱え込んでしまうところ、彼女と話をしたいと思ってボルダリング場に乗り込んだのに、空回りして大怪我をしてしまうところは坂間らしい不器用でダメな感じですが、そんな空回りっぷりも、健気で少し可愛いかなと思える部分がありました。
彼女に発した言葉に関しても、仕事でもいろんな面でも彼女に劣っていて、自分としてとても情けなく自信が持てない状況の中で、自分が原因で仕事に邁進しようか迷っていると言われたら、なかなかそこで結婚しようとは言えないだろうし、別れようというのは理解できました。
もし私が彼女だったら、俺は好きだから、将来結婚したいと思っていることを伝えた上で、仕事を頑張っている姿が好きだし、自分が原因で可能性を潰してしまうくらいなら、別れたほうがいいのかもしれないと思うという本音や、応援したいという気持ちを伝えてくれたら、それを踏まえた上で、最終選択をすることができるのになぁと考えてしまいました。