99.9-刑事専門弁護士第6話感想!佐田の言葉がらしくない

第6話では、前回までの依頼人の谷繋(千葉雄大)が三枝(平田満)を暴行したということで事情を聞きにいくものの、聴取中に倒れて意識不明となってしまいます。また、18年前に自殺した谷繋の父親が、自殺ではなく三枝に殺されたことを知るのですが、三枝は18年前の同じ日時に起きた「杉並区資産化令嬢殺人事件殺人事件」で目撃証言をしており、検察の大きな力がかかっていることは明らかでした。

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第6話感想

上司の佐田(香川照之)は当時検察官をしていた頃、三枝の証言がはっきりしすぎていることに疑いを持っていたらしく、再捜査を主管検事にお願いしたが結局捜査は行われず、

優秀な部下の調書を信用した!

と言うことで、結局証言が決め手となってしまっていたこと、自分が冤罪の犯人を生み出してしまったことを後悔していたのです。そんな過去のつっかえを払拭するため、深山(松本潤)達に協力すべく、海外旅行をキャンセルして事務所に戻ってきます。

真犯人は親友

当時のニュース映像から、三枝が目撃したとされる橋は犯行当時工事中で通行止めだったことがわかります。しかし、せっかく掴んだ目撃証言の矛盾点も、

記憶違いで別の橋だった

として、その時の主管検事にもみ消されてしまったのです。

これにより、やるべきは

もう一つの事件である資産家令嬢殺人事件の真犯人

を探すと言うことに集中し再調査を行った結果、犯人と疑われながら獄中で死んでしまった一番の友達が、真犯人であることにたどり着きます。そして、深山の追及と佐田の説得によって、自首させることに成功するのでした。

初めはもみ消そうとしていた検察もついに動き出し、三枝は逮捕、当時の主管検事は追放されました。

佐田の言葉

今回の事件は2話に及ぶ長編でしたが、検察や警察という大きな権力が隠蔽していた秘密の闇を切り裂き、真実を明らかにして、正しい姿にもっていったのは、とてもすごいことだと思いました。また、前回では、上司の佐田はとんでもない悪人なのではないかと疑ってしまいましたが、資産家令嬢殺人事件の真犯人を説得するときや、冤罪の罪を背負ったまま死んでいった犯人の遺族に会った時の佐田の言葉は、とても素直で好感が持てるものでした。

特に自首を勧める時の言葉で

わたしにも家族がいる。あなたにも大切な家族がいて、あの時私がもっと事件に向き合っていたならば、あなたにこんな苦しい選択を迫ることもなかった。申し訳ない。

と言う自身の過ちを認める姿勢には感動しました。本来こうあるべき検察や警察が、己の保身のために隠ぺいしたり捻じ曲げたりするから、今回のようなことが起きてしまうのでしょう。

とても仕事ができるけれど、人として大切なものも決して失ってはいない、いい上司だなぁと感じました。でも、役柄としては「らしくない」言葉かな?とも思いました。

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