今回は、以前逮捕した美人異常犯罪者の都和(佐々木希)が、刑務官をその美貌で骨抜き状態にして脱走に成功します。さらに、藤堂比奈子(波瑠)にナイフを渡した人物が、少しずつ藤堂に近づいてきます。
果たして藤堂の命や今後の運命はどうなるのでしょうか。
第8話感想
前回のAID事件の際、東海林(横山裕)に自分が殺人者と殺し合いをしている犯罪予備軍であるという証拠音声を録音され、確信に迫られてしまった藤堂比奈子は、自分から警察を辞めるように言われてしまいます。藤堂は、わりとあっさりその要求を受け入れ、退職願を用意しますが、そんな中で警察に事件が起きます。
以前、藤堂が拉致され、差し違えた美人異常犯罪者が脱走し、すでに2人を殺しており、藤堂を狙っているかもしれないというのです。驚くことに、都和宛てには数多くのファンレターが届いていました。シリアルキラーと呼ばれるようなカリスマ的異常犯罪者に、ファンから手紙が届くことは、珍しくないのだといいます。
自分では殺人を犯す勇気がない…。でもだからこそ、実際に犯罪を犯した人に純粋な興味をもったり、崇拝したりする者が少なくないのだという事実を知ると、背筋がぞっとしてしまいます。
東海林も探偵殺しの容疑が晴れず、単独行動禁止のため藤堂の護衛に付けられ、再びコンビ行動することに…。ホテルも隣のお部屋です。そして、最悪の連続異常犯罪も発生します。
カエルのお腹に人の髪の毛から始まり、犬のお腹から人の手首にまで発展。着実にエスカレートしながら計7件も起こっている動物&人間への殺害行為は、藤堂の故郷からスタートして場所を南下し東京で発生しました。
なんとこの犯人は、藤堂にナイフを渡して殺人の呪いをかけた人物で、都和とも繋がっていました。東海林もその犯人と都和の連係プレイによって殴られて意識を失い、藤堂の身にもかなりの危険が迫っているところで、物語は次回へと持ち越されました。中島先生(林遣都)は、藤堂に「もう会わない」と言われながらも、何とかして藤堂を救ってあげたいという気持ちを持ち続けており、その想いを東海林にも託しました。
中島先生と東海林は、藤堂を守り、救済することができるのでしょうか。
「殺人を犯す人と犯さない人の境界線はなく、誰しもその状況になれば犯罪を犯す」…中島先生の言ったこの言葉が本当ならば、とても怖いことですが、自分や周りの大切な人が加害者にも被害者にならないように、ただただ祈りたいと思います。