2月26日(金)に放送された「わたしを離さないで」は、とうとう第7話に突入です。いよいよ修羅場が盛り上がりそうな後半。
しかし、今回はほとんど恋愛なしの放送でした。情熱的な3角関係?や裏切りなどを見せつけてくれたドラマですが、今回のテーマは、なんと3人の友情!?さらに挫折した夢?
しかし……最後はやはり絶望的な終わり方を見せてきました。
第7話感想
奪われるもの
意図せず臓器提供者として生まれて、それでも子供時代には仲良しだった3人の若者たち。
主人公の恭子と、かつて仲間だった友彦と美和の関係が、大人になるにつれ、どんどんもつれていきました。その関係は、もう取り戻せないと思われるほどです。
なおかつ、提供者として日々、弱っていく友彦も、叶わないとわかっている大好きなサッカーすらできない状態です。友彦って健気ですよね。
しかし、色々なものが、提供者であるゆえに奪われていってしまったのです。
復活したもの
おそらく、友彦の体の具合からして、もう先は長くないでしょう。次の提供が最後のときかもしれません。なぜなら友彦は、倒れ込んで歩くこともままならないときがあるのです。
そして、叶うことのない夢は奪われたまま・・・ですね。
しかし、友情のほうはというと?
実は今回の放送では、3人の友情が元通りになってしまうという予想外の展開が!
美和の恭子に対するしつこい嫌がらせは
「怒ってほしかったから」
だと告白します。美和は恭子と本当の友達になりたかったのですね。恭子も、もちろん
「ぶっ殺してやろうと思った!」
というようなことを言ってしまいます。さらに、友彦までもが2人のもとに戻ってくる始末です。車の中で、3人で楽しくしている様子は、子供のころのままでしたね。今回は、友情がテーマの7話でした。
待つのは絶望?
今回の放送は、恋の話がほとんど出てこない!3人は、恋愛よりも大事なものを選んだのかもしれません。
友達という単純な言葉に言いかえることができるし、仲間という重い言葉に置き換えることもできるでしょう。しかし、彼らが向かった先には……。
過酷に育った場所が、前以上に過酷な場所になっている現実を見せつけられて、途方にくれる3人でした。
このドラマ、バッドエンドな予感がします。せめて、今回の放送が幸せそうでよかった、と思わせない展開を期待したいですね!