第6話では、山路(松坂桃李)のモテキが到来していました。以前からいい感じだった元教育実習生の佐倉や、坂間(岡田正将)の元彼女である宮下、さらに生徒の母親にまで、とても好感を持たれている感じです。
第6話感想
たしかに、山路はとても目覚しい成長を遂げています。
私がそれを特に実感したのは、算数の知能が生まれつき遅れているだいごくんという生徒がいることについて、同じクラスの保護者からクレームが入ったというトラブルの対応でした。
その子について授業をしたとき、「ゆとり教育」というテーマで行います。「ゆとり教育」と言うのは、政府が学校も土日を休みにして教科書を薄くし、詰め込み方の教育方針から、個性を尊重し、学力以外の力を伸ばすための授業を増やすという取り組みを行ったことを言います。
しかし、そのために学力が低下して、
ゆとり教育を受けた世代はダメだ
と責められることなどの現状を伝えた上で、ゆとり教育を受けた子供の長所も説明します。
ゆとり教育世代の長所
ゆとり教育を受けた世代の長所として
- 人を傷つけない
- 周りに流されずに物事に集中できる
- 人の個性を尊重できる
ところを挙げました。そして、だいごくんの個性を生徒達に受け入れされた上で、その子に合った教育を受けるために算数だけ特別授業を受けるという措置を理解させることに、成功したように見えました。
以前から、教師という仕事に誇りと自分なりの考えを持っている山路の姿は素敵だなぁと思っていましたが、教師としてだけでなく他の面でも成長しているから、女性もその魅力に惹かれ始めているのかなと思いました。
また、まりぶ(柳楽)はゆとり(ぱるる)と関係を持ってしまったことを、妻と子、ゆとりの兄である坂間、実の父親の前で、あまり反省の色もなくあっさりと認めました。やっていることはめちゃめちゃだけれど、思ったことを躊躇なく口に出すところや、くだらない建前など一切無く、たまに妙に的を射ている彼の発言や行動は、どこか憎めなくて、魅力的なものに感じてしまうのが不思議です。
それにしても、ゆとり世代の長所をここまで堂々と言えるのも凄いですね。でも、ゆとり世代の長所ってそうだったんですね?