8話のナイトヒーローNAOTOでは、なんとNAOTOの偽ヒーローが現れます。
NAOTOの仮面に似たものをかぶり、NAOTOのマネをしてきたのですね。しかも、ちまちましたことのためにひどすぎる暴力をふるうという、サイテーなお仕置きの仕方!これは本物としては、かなり腹立つ展開ですよね。
「今まで俺がやってきたことが……!(評判が下がる!)」
とNAOTOも怒っています。でも、ヒーローって誰かを助けるためにいるだけであって、名誉はいらないはず?見返りを求めるのは、普通の人の役目で、ヒーローの役目ではない気もしますね?
NAOTOは自分の裏の職業であるヒーローに対して、別のことも感じているような気がしました。そこで今回は、彼が人を救う目的を考察してみます!
誰も正体を知らないのに評価が気になる?
NAOTOはヒーローであり、人気歌手グループの一員であり、さらにいうと、普通の人間です。普通の感覚だったら、偽物が自分の名を語って悪さをし、なおかつ暴れていたら、キレてしまうのも無理ないでしょうね。正義のためにも!
しかし、今回のNAOTOは、人のためではなく自分の名誉挽回のためにも動いています。もしかしたら、相棒の田之上栞が支えてくれた
ヒーロー業をバカにされた!
という、人(栞)のために動いている面も、実際あるでしょうけど。でも、けっこうプライドが高いのですね!ただのお人よしでは終わりません。ある意味では、彼は「男」なのかもしれませんね。
俺がやったんだよ!という勝気な気持ちは、青年ならば誰でも持っているものです。
裏で支える、というよりも、人を救いたい、よりも、「僕が」人を救いたい、僕が救ったことを見てもらいたいんだ!っていう気持ちが強いことがなんとなく分かります。
でも、NAOTOってけっこう度の越したお人好しタイプではあるのですが。自分がやったと思われたいと、意外にも評判を気にしているんだと思うと、彼もけっこう人間らしいところありますよね。
なぜ立場をゆずりたくない?彼の表の職業にその理由が!
ヒーローって、助けたのに非難されることも多く、実際は苦労人ですよね。だけど、言い訳せずに孤独に戦い続ける。これはヒーローとして掟のようなもの!誰にも感謝されないのが悲しいことに当然。
でもこのドラマのヒーローはそうではなかった!おそらくですが、NAOTOは人気アイドルとして生きてきたことや、そこで自己表現をしてきたことが、このことに関係あるのではないかなと思うのです。彼は、
裏でも舞台の上に立ちたいのではないでしょうか?
世界を舞台に正しいことをする、それって自分が思ったことを表現していくってことですよね。それがナイトヒーローNAOTOの動いてきた理由、また正体なのではないでしょうか?認めてもらいたい感情が強いのかもしれませんね。
今回、NAOTOは偽ヒーローがヒドイことをしていることにより怒っている!という感じがほとんどなく、間違いなく自分の居場所をとられたから怒っている割合のほうが強いように見えますよね。
アイドルグループの一員でもある彼は、一生懸命、努力して勝ち取ったポジションを他のメンバーにズルされて奪われたらきっと激怒するタイプでしょうね。だからこそ、今回は怒りが倍増したのかもしれません。NAOTOは、あるシーンで、こう言っています。
「本物のソウルマンは、俺だ!!!」
かなり自分のヒーロー業にプライドがあるようで何よりですが、最初は嫌がっていたよね?
もしかして、NAOTO、だんだん栞のヒーロー万歳!に同調しはじめているのかも!?