最終回では、深山(松本潤)は、連続殺人事件の容疑者として逮捕された石川(中丸)という若い男の弁護を担当することになります。
最終回感想
石川は、殺害現場に毛髪と血痕が残されていたことで逮捕され、検察の丸山(青木崇高)から毎日深夜まで長時間続く取り調べに耐え切れず、犯行事実を認めて長所にサインをしてしまったと明かします。
そんな状況の中で、深山は佐田(香川照之)や彩乃(榮倉奈々)らと捜査を始めました。
結局、殺された女性3人には、同じ病室で入院していたという過去があり、犯人はその時の医者であることがわかりました。
最終回までに、深山、彩乃、佐田、そしてパラリーガルのチームワークはとても強固なものとなっており、すばらしい連携プレーができるようになっていました。
冤罪はなくならない?
起訴されてた際の有罪率は99・9%という数字を始めて聞いたときは、ものすごく驚きましたが、これが事実であるとすると、今回のように、検察の厳しい取調べに精神が崩壊して調書にサインしてしまう人や、大きな権力によって犯人に仕立て上げられた人も、たくさんいるのだろうと思います。その一方で、深山のように真実を突き詰めた捜査を徹底するような弁護士は、ほんとうに少ないだろうと思います。
事件は解決したものの、犯人の濡れ衣を着せられた石川のような人に、事件が起こる前のような通常とおりの日々が戻ってくるまでには時間がかかることを、深山は今回の法廷で訴えていました。たしかに、そのとおりだと思います。検察側も、そのことをもっと胸に刻んで欲しいと思います。そうでなければ冤罪はなくならないと思います。
このドラマは、ところどころに挟まれている小ネタや、深山が真相にたどり着いたときに言うダジャレなどは、ちょっとどうかなと思う部分がありましたが、内容自体はどの回もとてもおもしろくて、視聴率が良かったのも納得できました。
続きがあってもおかしくないような終わり方だったので、また続編があれば、そのときは楽しみに見たいと思います。