今回、一ノ瀬(中島)と桐明(瀬戸)は物を売る研修をします。その中で二人は、とても大切なことを学んでいきます。また、一ノ瀬の考えた企画を通すため、営業三課一団となって、役員へのプレゼンにも臨みます。果たして努力は報われるのでしょうか。
第7話感想
一ノ瀬と桐明が取り組む研修は
ハンドタオルを仕入れて、それをその日のうちに誰かに売って利益を出せ!
というものです。初めに、桐明の提案によって大学時代のゼミで一緒だった羽振りのいい先輩をあてにして会社を訪ねますが
「後輩にご飯を奢るのと、これを買うのとは違う。これは俺にとって必要なものではないから」
と正論を諭されてしまいます。次に一ノ瀬は、工事現場の人に売りに行きますが、タオルを欲している人は、みんなすでにタオルを持っていて、要らないと冷たくあしらわれてしまいます。
一ノ瀬の前で先輩から注意を受けて恥ずかしかった桐明は、一ノ瀬に
「何の苦労もしてこなかったお前と俺は違う」
と酷いことを言ってしまい、一ノ瀬も
「俺が全部売ってみせる」
と意地になります。しかし、結局夕方になっても売れず、お世話になっていた囲碁教室を訪ね、囲碁の先生に、桐明が言われたことと同じ注意を受ける一ノ瀬。その教室で桐明は、一ノ瀬に囲碁の才能があったことや、家庭の事情でプロ入りができなかったことを知り、先ほど言った自分の言動を反省し、一ノ瀬と仲直りします。そして、タオルを売るための作戦を思いつきます。
先ほどの工事現場に戻った二人は、ハンドタオルをキンキンに冷やして付加価値をつけ、気持ちいいタオルとして100円で販売することで大盛況となり、見事完売して利益を出しました。二人は
【物を売るために大切なことは、必要な物を必要な人に売ること。物を売るのは大変だけど、誰かと一緒だととても楽しくてやりがいのあること】
だと学びました。一ノ瀬は、自分の企画を営業三課の企画として役員にプレゼンする場面でも、的確な指摘で成功に導きます。
桐明や香月(山本美月)も、少しずつ上司に認められ始めています。今のところ一番可愛そうなのは、上司が相変わらず性格の悪い人見(桐山)ですが、今後彼の努力も報われる日がくればいいなと思います。
次回以降、営業三課に配属された謎の男が鍵を握ってきそうです。三課を破滅へと追い込むかもしれない危険な男のようですが、三課で協力して乗り切ってほしいです。