スペシャリスト第5話感想!宅間の記憶力がハンパないですねぇ!

「無実の罪で10年服役した元受刑者の刑事」というキャッチで放送されているテレビ朝日のドラマ「スペシャリスト」!

第5話では、映画の試写会が舞台でドラマが進行しました。そして、その事件には、宅間(草彅剛)の過去が大きく関わっていたのです。

第5話感想

あらすじ

宅間のところに20年未公開になっていた映画の試写会が当たったと招待状が届く。それは、宅間が受刑者だった時に好きだった探偵ドラマの主演俳優・藤村毅(神尾佑)の試写会だった。そして、藤村の大ファンだった姉小路(南果歩)も一緒に行くことになった。

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監督の武田(山崎大輔)の舞台挨拶が終わり、試写会が始まる。

すると、会場が真っ暗になり、スクリーンに

「執行の時がきた。敗者は死をもって罰せられる」

というメッセージと3つの数字が現れる。そして、電気がつくと毒ガスにより、男性が死亡していた。

会場には毒ガスの時限装置があり、これは、会場を出ようとすると毒ガスが広がるという仕掛けになっていた。会場に閉じ込められた人々を救うには、時限装置の解除しかなく、宅間がこれに挑む。

宅間は、刑務所にいた時のいたずら好きの受刑者のことを思い出していた。

いたずら好きの人間は

いたずらを仕掛けた後にそのいたずらに引っかかった人間を1番いいポジションで見たい

という願望が働くということ。そして、そのポジションにいたのが、試写会スタッフだったのだ。

その試写会スタッフに宅間が目をやると右手の甲にアザがあったことで、犯人がそのスタッフで元刑務官の真壁だと気づく。

犯人の意図は?

真壁が宅間を恨んだ理由は、5年前に真壁が受刑者に

「タバコが欲しければ俺の靴を舐めろ」

などと、刑務官であることをいいことに受刑者に交換条件を持ち出し、いじめをしていたことを他の受刑者に見つかり、その日から、真壁への受刑者からのいじめが始まった。

そして、その服務規定違反を暴いたのが宅間だったのだ。そのため、特定の受刑者からさらなるいじめを受けることになってしまった。

次元装置を解除する宅間は、真壁をいじめていた受刑者の受刑者番号をあと2つ思い出し、それを時限装置に打ち込むのだが、結局解除できなかった。

真壁は、自分も生きるか死ぬかのゲームに参加するほど宅間を恨んでいたのだった。

解除ボタンを押せるのが、後1度となってしまい、さすがの宅間も焦りを隠せなかった。

解除に成功するも

そこで、刑務所に入っていた時の宅間の好きなドラマの決め台詞

「真実はいつも斜め上にある」

という言葉を思い出し、「I am a looser」と打ち込む。

すると、見事に解除され、外で待機していた宅間達の仲間が中に入ってきて真壁を逮捕した。

だが、真壁はただ操られていただけの脇役で、今回の事件を企てたのは藤村だったのだ。

今回の事件は

20年前に星野が殺され、最近、その星野の遺体が警察によって発見されていた

が発端で、藤村が犯罪闇サイトで出会った真壁を操り起こしたのだ。

なぜならば、星野を20年前に殺して埋めたのが藤村だったからだ。星野は、試写された映画のヒロイン月子のストーカーだった。

つきこは藤村の恩人で、その月子のために星野を殺して埋めたのだが、その時に映画で使っていた衣装についていた社章を無くしてしまっていた。今回の試写会を行うために映画を編集していた監督の武田は社章のことに気づき、試写会が始まる前に真っ先にトイレで藤村を脅してきたためにトイレで武田を絞殺していたのだ。

これで事件は解決したかのようにみえた。

しかし、姉小路が

つきこは右利きなのに映画では、左手しか使ってない

ことを不自然に思い、実は、月子が星野を殺したのではないか?と疑問の残る終わり方をする。

宅間の記憶力がハンパない

今回の事件はいくつもの伏線があって面白かったですね。

特に、いつもは犯罪者の先を読み、先回りの行動をしている宅間だったけど、今回ばかりは、試写会会場に閉じ込められ、携帯や会場の外との連絡が取れない状況での推理だったので、仲間の手が借りられず難航したところがあって、そう上手くはいかないと言う部分が面白いと感じたひとつですね。

しかし、手の甲のアザを見ただけで真壁だと気づく辺りが、さすが、宅間の記憶力はハンパないなぁ・・・と思いました。

さすがに2回目に解除ボタンを押した時、それが真壁のシナリオだったと知った草𦿶さんの悔しそうな表情は、いつものクールな宅間と違っていて、今回ばかりはドキドキしました。

スペシャルとの違い

スペシャルドラマとして放送した時と、現在の連続ドラマとでは周りの同僚と宅間の関係が違っていて、現在のドラマでは

  • 仲間と協力して解決しているところ
  • 姉小路とのコンビがすごく噛み合っていてお互いを信頼してる

感じが出ていていいと思います。

今回のメインになっていた事件の真壁が実は脇役で、本当の事件の主役が20年前の事件と繋がってる藤村だったのも意外性があって良かったと思います。

そして、このドラマの宅間の決め台詞の

「わかるんですよ。だって10年入ってましたから。」

と、まるで某探偵アニメのような決め台詞があるのも面白いですよね。

月子が真犯人

そして、気になるのは最後の終わり方。

月子がすでに亡くなっていたためにこれ以上追求も出来なかったのですが、映画での月子の右手を見ると、本当に不自然に隠しているので私も20年前に星野を殺したのは月子で、月子を恩人だと言っていた藤村がワザと社章を落としたのではないか?と思いました。

そこを濁して終わるのもこのドラマらしいなー、なんて思いました。

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