第3話では、坂間(岡田将生)が山岸(太賀)にパワハラで裁判を起こされそうになり、示談に応じると言う話でした。
第3話感想
坂間は反省文を書き、示談金5万円を支払った挙句に、営業部に戻る道をも閉ざされてしまいます。しかも山岸は営業部に復帰するのです。坂間の上司も、彼女で同期で統括責任者でもある宮下茜(安藤サクラ)も
裁判をしたらどうだ?本当にいいんだな?
と坂間に声をかけるものの、坂間は
山岸が生きていただけで良かったのだ
と言い聞かせ、全面的に折れます。
納得がいかない展開
私は、この件に関して全く納得がいきません!!
誰の目から見ても
坂間が山岸にひどいパワハラを行ったと
いうふうには映っていませんし、自分自身も悪意を持ってやったわけではなく山岸のことを思ってしたことだったはずなのです。
そうであったら、どうしてもっと戦おうとしないのか?
結婚していて妻や子供がおり、守るものがあれば話は別かもしれません。ですが、坂間にはそれもなく、それでいて会社に深い愛着があるわけでもなく、すべての条件を飲めば、全面的に自分だけが損をして、出世の道も立たれるわけで、
戦わなければ失うものしかない
という状況で、どうして戦わないのか…。
もっと主張してもいい
私としては、道上まりぶ(柳楽優弥)は口は悪いですが、とても自分を持っていて、的を射たことを言うなぁという好印象です。
まりぶも言っていた様に、
「坂間も山岸も単なる会社の一部なのなら、間違っていないことや言いたいことは、もっと主張していいんじゃないの?」
と私も激しく思いました。
小学校でも、山路(松坂桃李)と教育実習生の佐倉(吉岡里帆)の間に教育観の討論がありましたが、お互い自分の考えを素直にぶつけ合っていて、素敵だと思いました。
世代のせいだけじゃない
このドラマを見ていて改めて感じるのは、世代によってある程度の特徴があることは間違いないと思いますが、結局はそれぞれの性格によって全く違うのだろうということです。
なので
「世代のせいなのかなとか、これだからゆとりは…」
と若者を批判する年配の世代の方がいるとすれば、そういう言い方はやめて、個人としてみて判断してほしいなという思いが、より一層強くなっていきました。
なんか納得いかない3話でしたが、そうだからこそ「いろいろ考えさせてくれる」ドラマだなぁと思っています。4話は私を納得させてくれるのでしょうか?