最終回では、橘みやび(中谷美紀)と櫻井(徳井一義)の仲はとても順調ですが、みやびは櫻井に嫌われないように、いつも努力をしている感じがしました。
最終回感想
突然いなくなってしまった十倉(藤木直人)の様子が気になり、どこか上の空でもありましたが、ふらっと十倉が帰ってきて、とても嬉しそうなみやび。その様子に、櫻井もなんとなく気付き始めます。
十倉の恋愛アドバイスは続き、身内を使って結婚を真剣に考えるようにプレッシャーを与えたり、冗談っぽく結婚についての話題を軽い感じで会話に取り入れる
ロスタイム理論
などを伝授します。そんなアドバイスとみやび自身の努力が身を結び、ついに櫻井からプロポーズを受けたみやびは、それをいち早く十倉に報告します。十倉とみやびは抱き合って喜びますが、十倉はみやびに自分からの卒業を言い渡し、家を引っ越すことや、海外に行ってしまうかもしれないことを話します。
結婚は頑張ってするものじゃない
お互い口には出さないけれど確かに惹かれあっており、別れるのが寂しそうでした。
そんな中、櫻井の姉とみやびの母親が言った言葉が、みやびを更にセンチメンタルな気持ちにさせていきます。
「結婚がゴールじゃないよ。結婚が幸せのピークじゃいけない。おじいちゃんおばあちゃんになった時に、あんなこともあったねぇって話せるように、私は今、夫婦生活を送っているの」
という姉と、
「結婚は、頑張ってするものじゃないわ。自然とそうなるものなのよ」
と言った母の言葉。
それは、私の胸にも深く突き刺さりました。私の周りにも、結婚をゴールのように考えていて、それに向かって必死に頑張っている友達がいます。あるいは、理想の結婚式や花嫁さん像を膨らませ過ぎて、結婚式が終わったら、ピークが終わったと言っている子もいます。
理想の結婚が出来たことは、それはそれでとても幸せなことと思うけれど、これから先が長いのに、それがピークになってしまうのも、たしかに寂しいかもしれないなと私自身は感じます。
結局、みやびは十倉に会いに行き、「私は結婚しない。自然にいられるのはあなたの前だけ」と告白し、十倉は「お前を女としてみたことはない」と痴話げんかしながら、結末不明のまま終わってしまったのが残念ですが、とても恋愛指南がためになるドラマでした。