重版出来!が最終回になりました。虐待されていた天才漫画家(の卵?)である青年・中田伯を中心に、話は展開していきます!でも、中田くん、今回もけっこうヒドい暴言のような発言を言っていますね。彼が優しく丸くなっていくのが話の面白いところではあるのである意味では大事な要素ですけどね!
今回は、中田伯の荒々しい発言を中心に感想を書いてみました。ちょっとキツい性格のキャラが好きな人は、この人物をさらに好きになっちゃうかも?
うるさい!用がないなら帰って
漫画家としていろいろと成功しだして、むしろ苦しむ中田。そんな彼を心配して弁当を買ってきた主人公・黒沢心の行動。これを、中田は邪険にしていきます。そのときのセリフがこれですね。
最後に食事したのは、いつ?
と言われて、多少、変化後の彼でも苛立つ様子に見えます。そして、最終的にはキレて、
「うるさい!」
……って、子供か!とつっこみを入れたくなりますが。でも、素直に感情を露出してきますね、彼。
まだまだ成長していきそうな中田の、まだまだ未熟で逆にいえば純粋な気持ちが見え隠れしている気がします。成長しているからこその、自分自身への苛立ちもあるのかも?それが外にも向かってしまうのは、やはり中田っぽい発言であり行動だと言えますね。
用があるならいてもいい、だけど、1人になりたい、っていう性格も影響しているのかも?
でも、ビフォーアフターでちょっと違う?
最初のほうでこのセリフを言ったら、ただのキレる男ですよね。でも、黒沢心との交流の後も、こういったセリフを言っています。むしろ、まだまだ連発している感じ!でも、同じような態度に見えて、全然違う!黒沢心への安心感もあるように見えるのですよね。
この人にならわがままを言ってもいいや!
的な。中田が、いつも邪険にしていたセンパイ漫画家の奥さん。いつも料理を作っていますが、今の彼なら、ただ怒っているだけではなく、甘えや信頼ゆえに「うるせー!飯はいらねー!」とか言ってくれそうな気がします。
生まれてきてよかった
ちなみに余談ですが、前回の放送では、漫画家としてやっていけることを聞いて、
「生まれてきてよかった!」
と中田は言っています。同時に、涙も流しているのですよね。感情がよーく出てきていますね。発言は似たようなセリフに見えても、中身が全然違う!っていう成長の仕方だなと感じます。
でも、生まれてきてよかった!という発言は、やっぱり、誰かに認めてほしかったということでしょうね。たぶん彼にも他人が必要なのだと思いますね。
最終回の重版出来!は、中田伯がまさしく中心に回っていきましたね!裏・主人公ってところですかね?