今回も、女性の美しい部分が切り取られる連続殺人事件という猟奇的な殺人がテーマです。かなり刺激的な殺人内容で、もしリアルな殺人時のシーンまで描かれていれば、直視できないかもしれないほどの過激な内容となっています。
第3話感想
藤堂比奈子(波瑠)の自宅近くにある廃墟の幽霊屋敷で、4体の若い女性の遺体が発見されます。それぞれの体の一部が切り取られた残虐な猟奇的殺人です。犯人は、殺害した若い女性の遺体に自らが用意した服を着せ、切り取った体の一部を持ち去っています。
今回は東海林(横山裕)と比奈子のコンビは解散し、比奈子は倉島(要潤)と聞き込みに行きます。そこで、遺体発見の前日に、幽霊屋敷に雨合羽を着たお化けを見たと話す女の子とその母親、さらにこの母娘と親しい仲で、近所でクリーニング店を営む佐藤都夜(佐々木希)と出会い話を聞きます。
母親はストーカー被害に遭っており、その男が雨合羽お化け(今回の犯人)と関係があるのではないかと考えます。さらに、遺体に着せてあった服があまりに被害者にぴったりのサイズだったことから、犯人がデザイナーではないかと比奈子は推理。母親のストーカーが自称デザイナーで、被害者のうち2人に付きまとっていたことがわかります。
そんな中、佐藤都夜から「母親が男に連れていかれた」と連絡が…。都夜と一緒に車に乗る比奈子は、中島(林遣都)からのプロファイリング結果のメールを読み、犯人は自分にコンプレックスを持っている女性だと気づいたところで、飲まされた睡眠薬で眠ってしまいます。母親と比奈子は、犯人である都夜の餌食になってしまうのか…というところで話が終わります。
都夜は、女性の美しい部分を切り取り、マネキンにその女性たちの皮膚を張り付けて作品を作ろうとしていました。あんなに美しくて、なんのコンプレックスもなさそうな一見普通の女性に、猟奇的な隠れた一面があったとしたら、本当に世の中は怖いなと思いました。お化けを見たと言っていた少女は、比奈子のことも都夜のことも、怖いと言っていました。子供は純粋だから、その人の裏の顔が見えるのでしょうか。大人になればなるほど、どんどんと人の本性を感じ取ることができなくなってしまうのかもしれません。
次回は、絶体絶命の比奈子が、猟奇的殺人者と直接対決します。ナイフを隠し持ち、殺人者を殺そうと考えている比奈子を、東海林や中島は止めることができるのか、比奈子を助けることができるのか、見ものです。