第8話では、鮫島社長(大野智)と柴山美咲(波瑠)が鮫島の家で言い合いになり、社長が柴山にクビを言い渡してしまったところから始まりました。
第8話感想
柴山は会社を休み就職活動をします。意気消沈している鮫島社長の様子を見た社員達は可愛そうに感じて、社長が柴山のクビを撤回して、もう一度話し合って寄りを戻す機会を設けるべく、柴山の送別会をセッティングします。
しかし、クビ撤回を柴山は受け入れず、ライバル会社のステイゴールドホテルに再就職が決まったことを告げます。話し合いは決裂し、鮫島は極めつけに「神奈川から出て行け」と言ってしまうのでした。
大事に思っている人と、喧嘩した時やすれ違ってしまって分かり合えなかった時ほど、酷いことを言ってしまうことは、私もあります。自分にとって大切な人だから、その分傷つくダメージも相当大きいというのと、どうしてわかってくれないの‥という気持ちがより一層強くなってしまうからではないかと思います。
相手の欠点を受け入れることが愛すること
そんな中、傷ついた鮫島の心に寄り添い、安らぎを与えてくれたのは秘書(小池栄子)です。和田社長から、鮫島社長が好きだから付き合えないと断られたという話を聞いたことをきっかけに、鮫島社長は秘書のことを急激に意識し始めます。鮫島社長は
「今になってやっと、俺に最も安らぎを与えてくれるのはお前だと気付いた」
と告白します。でも、秘書は
「失恋の寂しさを、身近な女で埋めようとするのは止めてください」
とばっさり言い放ち、社長の背中を押しました。
この行動を見て改めて、秘書の方は人としても女性としても、とても素敵で強い方だなぁと思いました。
勇気を出して柴山に会いに行き
「ゲーテは、相手の欠点を受け入れることが、愛することだと言っている。俺は自分の欠点を今まで認めていなかったが、受け入れることに成功したし、お前の欠点を受け入れる準備もできたから、これから新しくもう一度始めてほしい」
と伝えます。鮫島の素直でストレートな想いには好感が持てたし、このゲーテの言葉は本当に深いなと思いました。
何かと自分の思いを伝えきれない鮫島ですが、今回は本当に気持ちを素直に伝えた様な気がしました。これを柴山がどう受け止めるのか?が気になりますね。