第8話では、突然法律事務所に刑事がやってきて、深山(松本潤)は殺人事件の容疑者として逮捕連行されてしまいます。佐田(香川照之)と綾乃(榮倉奈々)をはじめ、パラリーガルも皆動揺を隠せません。
第8話感想
留置所で深山と接見すると、深山自身は焦る様子もなく、まともに話をしようともしません。本当に変わり者です。
警察の調べでは、深山は殺された鈴木という男から弁護依頼を受けて、レストランで会っていたが、鈴木は深山が持参していた調味料を料理にかけて口にした後すぐに苦しみ出し、病院に搬送された末に死亡してしまったのです。しかも、一部始終がレストランの防犯カメラに映っていたことや、深山の自宅から押収したパソコンから毒物の購入履歴が見つかったため、逮捕に至りました。
深山は、防犯カメラの映像を検証したり、検事から巧みに情報を引き出しては、佐田と綾乃に伝えて、偉そうに調査の指示を出します。さらに、留置所の中にいた方が情報が入るからと、あえて起訴されます。起訴された事件の有罪率は99.9%であるにも関わらず、また自分の父親が殺人の冤罪で逮捕され、獄中で心労がたたって死亡したという忌々しい過去があるにも関わらず、自らも起訴される肝っ玉の強さには、見ていて感服しました。
チームの信頼関係が
度胸がすわっているのもあるのでしょうが、何より法律事務所のメンバーを心の底から信頼していたというところが大きかったのではないかと感じました。
口を開けば憎たらしいことばかり言っていて、本当に素直でない性格ですが、実はチームや上司の佐田を誰よりも信頼し感謝していることが、佐田やメンバーにもきちんと伝わっているところが、本当にいい職場だなぁと改めて実感しました。
ただ、このように周りが察してくれるのは本当に恵まれた環境下であって、実際はきちんと言葉にしないと伝わらないことの方が多いと思うので、私は、感謝の気持ちや自分の想いは、できるだけ素直に言葉にして、伝えていくようにしたいと思っています。