第9話では、達郎の姉の陽子が、ついにすべての真実に辿りつく。
遂にドラマは大きく動き出した!
(過去の感想はこちら:第1話・第2話・第3話・第4話・第5話・第6話・第7話・第8話)
第9話感想
陽子が真相に辿り着く
ナオミの部屋に取り付けた盗聴器の情報から、李さんを中国へ返すために空港で待ち合わせすることを知った陽子が李と出会い、達郎と瓜二つの人物の存在を知ってしまう。
また、陽子は以前達郎がカナコと結婚する前に付き合っていた女性に襲われる。達郎が異例の出世をしたことを恨んでの犯行だったが、この件で、達郎にDVの一面があることを知る。
さらに、マンションの防犯カメラの映像が3週間の保管期限が過ぎていても、サーバーにデータが残っていることがわかり、陽子が映像を確認して真相に辿りついたのだ。
子どもを産みたい
ナオミからずっと連絡を拒否されていたカナコだったが、陽子が真相に辿りつき、ナオミだけでも逃げてほしいと伝えるためにナオミのマンションに行く。その場で、自分のお腹に達郎の子供がいることと、産んで育てたいという思いをナオミに伝える。
陽子はカナコの部屋を訪ね
「自殺したら、真相を闇に葬ってあげる。達郎は貴方に暴力を振るったかもしれないが、何も殺さなくてもいいじゃない。私にとっては、たった一人の大切な弟なの。」
と涙ながらに訴えるが、カナコは子供と生きるために、シラを切り通す。
ナオミはカナコを切り捨てることができず、一緒に中国へ逃亡しようとするも、警察と陽子が現れたところで話が終わった。
陽子の言葉
第9話は片時も目が離せなかったが、なかでも陽子がカナコに言い放ったセリフが一番印象に残った。
たしかに、達郎はDVを振るうどうしようもない夫だったかもしれないが、姉や親にとってはかけがえのない存在だったのだろう。カナコは仕事もできるようだし、芯も強い。今回も子供を守ろうと陽子の追求を跳ね除ける強い姿は凄まじかった。
ナオミというかけがえのない親友がいる。きっと、他に方法があったはずだと考えてしまう。
やはり、ナオミや陽子の人生を狂わせてしまったカナコの罪は重いのではないだろうか?
子供を産むと断言したが、子供や周りの人のことをもっと考えるべきではないだろうか?と思った。
次回はいよいよ最終回。どんな結末を迎えるのか?