「ヒガンバナ 警視庁捜査七課」と言うドラマが始まりました。
今回は第1話の感想を書いてみたいと思います。
第1話感想
警視庁捜査七課は”優秀だが個性的な女性”の集まった部署。
根っこにトゲがある美しい花の
ヒガンバナ
に例えてこの部署を呼ぶ者も警察の中には多数いる。
特殊能力を持つ女
ヒガンバナに所属する主人公の来宮渚(堀北真希)は共感力が非常に強く、人の感情を読み取る『特殊能力』の持ち主。
シンクロと言うのは
死んでしまった人の感情を自分の意識として知ることの出来る能力
とでも言おうか?
そのため、人の悪意には過剰に反応してしまうので被害者の意識にシンクロして気を失う事もある来宮渚だが、正義のために身体をはって捜査に挑む物語だ。
死んでしまった人の声は、解剖などで手がかりを探すことしかできないのが実情だが、実際に現場にいた犯人や被害者の生の声を聴くことができるとしたら、殺された本人やその家族の無念を晴らすことができるけれど、その声を背負う立場の人間は相当苦しいだろう。
OL殺人
今回のOL殺人の犯人は、OLの不倫相手の奥さんだった。
議員の娘で、子供ができないと夫が議員になれずに離婚させられてしまうと思い、妊娠したふりをしている。
私から見れば、
- 議員になるために結婚し
- 奥さんに妊娠したふりをさせて
- 不倫している最低な男
を好きになってしまうOLや奥さんの気持ちが理解できないし、そんなくだらない男のために殺人を犯す奥さんや、殺されるOLに同情してしまう。
おそらく私は、相手が私自身に悪意をもって近寄ってきた女性でなければ、浮気されてもそんなことをするくだらない男と、そんな男を好きになった自分自身を情けなく思い、あくまでも男を責めて女性には何もしないと思う。
恋は盲目?
でも、恋は盲目なのだろう・・・。
「この人は悪くない、悪いのは相手の女で、この人は私を本当に愛してくれている」
と信じ込んでしまうものなのかもしれない。
今回の豪華客船爆破事件の犯人は
つまらない世の中に事件(イベント)を起こしたい
という、狂った思想をもつ若い男だった。
こういう男には、共感力がなさすぎるのだろう。
周りの人を思いやることや、自分以外の人のことを考えることができない利己的な人間。
こんな人にも、渚のような特殊能力があれば、生き方が違っていただろうか。
そんなことを考えさせられる第1話だった。
(第2話感想はこちら)