今回の物語は
カナコの旦那が子供を作るために評判の良い不妊治療を行う病院を調べ、カナコに通うように指示する
ところから始まる。
(過去の感想はこちら:第1話)
第2話感想
しかし、子供ができないのは
カナコがこっそりピルを飲んでいた
ことが原因だった。
動き出す殺人計画
ついにカナコは旦那ときちんと話し合うことを決断し、結婚記念日の日に
「子供を作るなら暴力をやめてほしい」
と勇気を振り絞って訴えた。
その場では「わかった」と答えた旦那だったが、カナコの悪気ない一言が旦那の神経を刺激してしまい、カナコを家のベランダに締め出して寝てしまう。
雨も降る寒空で一晩を過ごした妻を朝食を作らせるために家に入れ、その後平然と出勤して行く旦那の仕打ちに、心も身体もボロボロになったカナコはナオミに助けを求める。
そんなカナコを守るために
仕事で出会った人たちを利用した殺人計画
を実行に移す決心をするナオミの描写で第2話は終わる。
子供を作らない理由はDV
カナコが子供を作らないようにしていたのは
自分に暴力を振るう旦那の子供など欲しくない
という気持ちや
子供ができてしまったら、ますます別れることができなくなる
からじゃないかと思う。もし私がカナコなら
DVの連鎖
についても、真剣に思い悩むだろう。
DVの連鎖とは、
親や家族にDV(虐待)された子供は
将来自分が家族を持った時、DV(虐待)をする側の人間になる
ことで、たとえ本人が「DVをしない」と固く誓っていたとしても
無意識に連鎖してしまう
場合が多いということだった。
二人で生活しているだけなら、自分が我慢すればよい。
でも、お腹を痛めて産んだ子が旦那にDVを受け、さらにその恐ろしい暴力が子から孫へと連鎖してしまったら‥そう考えると、絶対に子供は作れない。
殺人というのは極端すぎるが、親や専門家には相談すべきだし、たとえ失敗に終わってもDVから逃れる方法を模索し続け実践に移すことは、絶対に必要だと思った。
次回は、いよいよ計画が実行に移される。
今回から存在感を増してきている旦那と瓜二つの不正入国者の林が、どう関わってくるのかにも注目して見たいと思う。
(第3話感想はこちら)