今回の事件は
カリスマ主婦ブロガー脅迫事件と殺人事件
である。
第3話感想
脅迫事件と殺人事件は同一犯の犯行かと思われたが、脅迫事件の犯人はカリスマ主婦ブロガーに憧れてブログを始めたもののうまくいかなかったある妻の夫だった。
カリスマ主婦ブロガーさえいなければ自分の妻はブログなど始めなかったと言う逆恨みから犯行に及んだものだった。
そして殺人事件の犯人は、なんと今回主役だったカリスマ主婦ブロガー早紀である・・・という結末だった。
殺害された一葉は本当のカリスマ主婦ブロガーではなく、実は一人で貧しく暮らす派遣社員だった。
昔、婚約をして地方の会社を寿退社したが、流産をきっかけに婚約を破棄されたと言う辛い人生を送っており、彼女は自分が送るはずだった幸せな生活をブログで表現していた。
一葉は、カリスマ主婦の子供と仲良くなり、一緒にお弁当を食べ、自転車の練習をして、つかの間の幸せな時間を過ごしていたのだが、それを見た早紀に突き飛ばされて滑り台に頭をぶつけてしまう。
早紀と子供を巻き込まないように一人で歩いて自分の家まで戻った一葉は、部屋で力尽き亡くなってしまったという、なんとも可愛そうな事件であった。
主婦の孤独
一葉は、真に孤独で可愛そうな女性だったのだろうと思うが、この物語では脅迫事件犯人妻の孤独や、カリスマ主婦の孤独についても表現されていたように感じた。
カリスマ主婦のセリフに、それを象徴する、とても共感できた言葉があった。
「主婦は、家の中にいると誰も見てくれない!誰も褒めてくれない!」
「ブログが私にもう一度チャンスをくれたから、皆さんの期待に応えたい!」
私の母の世代などは
女性は結婚して、家事をして家を守るのが役目であり幸せ
だという。
活躍する女性
けれど、会社やブログなど、様々な場所で女性が活躍できるようになってきた今の世の中では、もっと周りに認められて輝きたいと願う人や、実際にその実力がある女性は増えているし、犯人妻とカリスマ主婦と同じように、私自身もそういった感情を秘めている。
ただ、脅迫事件の犯人妻には「妻を想う夫」が、カリスマ主婦にも「素直な息子」が傍に寄り添っていた。
冷静になればそのことに気付けても、日常の中では「ふと見失ってしまう」のかもしれない。
だから、自分の一番大切なものは何かに気づき、感情に折り合いをつけてやっていくことも、とても大切なのだろうと思った。
今回のドラマでDAIGO演じる謙人が渚の秘密を知っているようなシーンがあった。
これからの展開でそれらが明らかになって行くのかも?
(第4話感想はこちら)