ドラマ「重版出来!」の8話ネタバレ感想です。
今回の放送では、編集長である和田(松重豊)にスポットライトが当たる感じでしたね。彼、トップに立ってみんなを引っ張っていく役目ですが、他のメンバーたちに注目が行き過ぎて、どういう人かよくわからなかった気がします。
主人公の黒沢心にカツを飛ばしまくる和田編集長の人物像について迫っていきましょう!
パソコン苦手!「時代についていけない」系の悩みが多数
最初のシーンで編集長の和田は、ある古典的なおじさん行動をとっています。パソコンを使うときに、
1つの指で1つのキーを押す
というものです。おじさん、よくわからないよという愚痴がこぼれてきそうですね。
現代の編集長って、もっとITに詳しくないと務まらない気が?ここの出版社はけっこう古風な職場なのかもしれませんね?さらに、時代にあまりついていけていないというこの欠点は、8話での彼のテーマにもなっています。
昔からのやりかたは通用しない。周りはみんな変わっていくのに自分はそれに対応できない。特に周りと比べると目立つような悩みではないのですが、今時の中年男性っぽいらしい悩みでなんだか切ないです!
8話では、和田の知り合いである北野という本屋の店主も、連鎖倒産してしまうかもしれない?ことをなんとなく彼に伝えてきます。あんまり彼、怖いとか悲しいとかのマイナスな表情を見せないのですが、これにはたぶん、かなり動揺したでしょうね。
毎回、新おみやげ?おせっかいが発動するおじさん
妻の死により心を閉ざした牛露田という漫画家とその娘の交流が、8話での大きな内容だったのですが。そんなとき和田は、牛露田の自宅に訪問して「いちご」のおみやげを持ってきていますね。しかも、娘に対して、次はお前にもおみやげを持ってきてやるからなと発言しています。毎回、おみやげを持ってきているような感じですね。
編集長という立場上、お金はそこそこありそうですが。おそらく、他人に余計なおせっかいをしたくなるタイプのおじさんなのだと思います。
編集長はプライバシーが複雑である?
8話では、ユキコという娘がいることが発覚しました。この娘に電話をしたとき、和田はかなり彼女の心配をしてあげていますが……。向こうはそうではなかったようです。電話を一方的に切られてしまっています。そんなシーンを見る限り、典型的な
「仕事で忙しくてお父さんがかまってくれない!キライ!」
という家庭環境のようですね。しかも、電話の内容は、おばあちゃんが結石で……という内容なのですよね。自分の母親が病気で、娘とは犬猿の仲。よくある話だけど、けっこうプライベートでは大変な生活をしているようです。
和田編集長が8話で印象的なセリフを言っています。
「子供の前では、かっこつけなきゃならんでしょ。我々の漫画は、夢を売っているんですから」
「漫画のために全力尽くす!!!」家では相手にされていなくても、漫画への熱や愛情は、おそらく出版社でもトップレベル。実際はかなり人としても実力者のような気がします。