第9話では、諒太郎(瀬戸康史)と別れ、櫻井(徳井義一)から告白された橘みやび(中谷美紀)。本当なら大喜びの展開のはずでしたが、櫻井はまさかのセーフティーゾーンからの告白をしてきました。
第9話感想
「みやびのことは好きだけど、結婚はまだ考えられない。結婚を前提としてではなく、付き合ってほしい」
こんな告白は、今まで聞いたことがありません。でも、両親の夫婦仲が悪くて離婚しているなど、結婚についてとても嫌なイメージがある人や、辛い経験を思い出してしまうという人もいるかもしれない。櫻井ももしかしたらそういった過去があるのでは‥と私は考えました。
でも、そういった過去は特にない様子。結婚にあまりいいイメージを持っていないのは間違いないようですが、今までなんとなく一人で生きてきて、
- ペースを掴んできて
- それなりに幸せな今の生活を壊して
- 我慢して、自分を変えてまで、結婚したいと思えない
というのが本音だと櫻井は言います。
十倉とみやびは?
それを聞いて、
まだ大人になりきれていないなぁ‥ズルいなぁ
と思いました。十倉(藤木直人)の言っていた通り、男性は結婚というものに恐怖心を抱いているというのは、真実だと思います。
- 金銭面の不安
- 束縛の不安
- 儀式への不安
‥・それらの不安はある程度現実のものになるでしょう。でも、そんな不安な気持ちを
『この人と一緒に居たい/プロポーズして喜ぶ顔が見たい/一緒に子供を育てて家族を築きたい』
そういった想いが上回るからこそみんな結婚するわけだし、そんな風に思えないのに40歳前の結婚したいと思っている女性にお付き合いだけをしてほしいと申し込むなんて、そんな守りながらの告白はズルいです。妻子持ちの人が
「妻と子供を見捨てられないから結婚だけはできないけど、一番好きなのは君だから愛人になってほしい」
と言っているのと変わらないくらい残酷だと思いました。
「重たいけど温かい、それが家族だ」
という前回の十倉の言葉がすべてだと思います。
結局、十倉(藤木直人)の応援もあり、みやびは諦めずに櫻井にアタックし、結婚も視野に入れてお付き合いをするということになりましたが、個人的には、十倉とみやびの仲を応援したくなりました。