今回、三軒家万智(北川景子)が売るのは、殺人事件が起こった事故物件。自身も事故物件に住んでいる三軒家は、一体どのように売るのでしょう。また、今まで順調だったエースの足立 聡(千葉雄大)にも試練がやってきますが、どう乗り切るのでしょうか。
第6話感想
三軒家万智は白洲美加(イモトアヤコ)とともに、殺人事件が起こった事故物件を売るため、泊まり込みで現地販売を行うことに‥。自分自身も事故物件に住んでいる話をした三軒家からは、「家に罪はない」とかっこいい一言が飛び出します。
現地販売2日目にして、オペ専門のナースが内覧にやってきます。三軒家は近辺の病院と葬儀屋に、片っ端からチラシを配りまくっていたのです。殺人事件が起こった部屋、事件の状況、すべて事細かに説明しましたが
「人の死を恐れていたら、仕事もやっていられないから」
と言って、事故物件をあっさりお買い上げしていきました。普通の人であれば、殺人事件が起こった部屋はいくら安くても住めないという方が多いはずですが、そういったことを思わない職業の方をターゲットにして、ものすごい行動力を武器に家を売る三軒家の根性とテクニックには、今回も頭が下がりました。
また、足立は以前、小さなお子さんのいる幸せな家族に家を売り、それをきっかけに不動産屋の仕事に誇りと幸せを感じていたのですが、その旦那から
「愛人のための家を探したい」
と言われ、複雑な心境の中物件を紹介します。しかし、奥さんが不動産屋に押しかけてきて、ものすごい剣幕で足立に詰め寄ります。
「離婚するのは貴方(足立)のせい」
と罵る奥さんに
「それは違います。離婚したのは夫婦の問題です。不動産屋は家を売るのが仕事で、それ以上でも以下でもありません」
と一喝。また、庭野聖司(工藤阿須加)は売る物件のお隣さん調査をしていて、ワンピースを着て植物に話しかけるおっさんだとわかり、一人悩みます。そんな足立と庭野にも
「ウジウジするな、お前らの仕事は家を売ることだろ」
と一喝。いつもの言葉ですが、二人には響いたようで、問題と正面から堂々と向かい合った二人は、家を売ることに成功します。仕事ができるだけでなく、実は部下想いで頼りにもなる三軒家に、部長の立場はありませんが、私はとても尊敬します。
こんな人が身近にいたら、自分もすごく色々なことを感じながら、成長できるだろうなぁと思います。