主人公の藤堂新一(藤原竜也)は、前回から敵であったはずの計画の共犯者となり「孤独な世界を作る計画」を遂行する側に回ることになる。果たして計画とはどのようなものなのでしょうか‥。
第6話感想
藤堂新一は、前回監禁された際に自分が信じていた人達がみんな敵であるということに気付かされ、絶望します。パーソナルナンバーも奪われ、誰を信じてよいのかもわからなくなり、
「孤独な世界を作る計画」
に加担する道を選びました。Barの店長である日下映治(伊野尾)と監禁場所で出会った謎の少女である砂央里(桜井日奈子)、そして謎の男の馬場(小市慢太郎)と共に、共同生活を始めた新一は、謎のウィルスを作り始めたようです。他の人とは一切合わず、連絡もしないという徹底ぶりで、婚約者の早苗(二階堂ふみ)や母親である万紀子(黒木瞳)は、新一を心配し、とても寂しそうです。
私には、この二人も新一の敵のようには見えません。敵の巧みな罠によって、今まで信頼していた周りの人たちが全員敵であると思わせられているだけで、本当は味方もいるのではないかと思ってしまいます。ですが、新一はもう周りの人達を全く信用していないようで、母親の誕生日に、ウィルス付の動画メッセージを送ってきました。そのウィルスを後輩の五木が解析しようとして、イレイザシステムはかなり大変なことになっているようです。
また、母親の介護ヘルパーをしていた西野(おのののか)も行方不明になってしまい、どうやら何らかの事件に巻き込まれてしまったようです。相変わらず謎は解けないままですが、新しい「孤独な世界を作る計画」については、少し真相が見えてきました。どうやら新一たちは
政府のシステムに爆弾のようなものを仕掛け、重要なシステムおよび情報を破壊・操作
しようとしているようです。
日下は、
「藤堂新一は一緒に拉致されたが、その時から人格が変わってしまったようだ」
と小山内(玉山鉄二)に話していましたが、これは本当なのでしょうか。実際、母親にウィルスを送りつけたり、婚約者とお腹にいる自分の子供をほったらかしにしてシステムを作ったり、小山内を襲うように馬場に指示した藤堂の行動から判断すると、人間としてどうかなと思ってしまいます。
次回はいよいよ「孤独な世界を作る計画」が始動するようです。そう簡単にはいかないと思いますが、ストーリーがどのように展開していくのか、見ものです。