この物語は、嵐の大野智が演じるリゾートホテルチェーン「鮫島ホテルズ」の若き社長である鮫島零治が、波瑠演じる「鮫島ホテルズ」に中途採用で入社した柴山美咲に恋をして、人間として、男として段々と成長していく様子をコミカルに描いた物語です。
第1話感想
正直な鮫島
鮫島は、客を満足させる才能は天才的であるものの、ホテルの従業員のたった一度のミスを発見したら即クビを言い渡すなどの冷酷な部分もあり、女性を喜ばせる才能は一ミリもない男のようです。
しかし、公私ともにライバル視しているステイゴールドホテル社長の和田英雄(北村一輝)に、彼女がいないことをバカにされ、2カ月後のパーティに婚約者を連れて行くという新たな目標を立てた彼は、お見合いなどにも積極的に挑戦します。しかし、正直すぎる性格が災いし、結果は撃沈。
心地良さが大事
「女性の心を掴むためには、優しい嘘をつくことも必要です。女性と付き合ううえで大事なのは、正直さではなくここちよさですから」
これは、鮫島が心を許している秘書の村沖 舞子(小池 栄子)が鮫島に言った言葉ですが、なんとなく共感しました。
でも個人的には、平気で女性が喜ぶ嘘をつくことのできる男性は、あまり信用できません。
今回の主人公である鮫島は、言わなくても言いような事を、デリカシーもなく言ってしまうところを直せば、それだけでよいのではないかと思いました。
健気な鮫島
信頼している秘書や運転手のストレートな助言を、聞き入れて参考にすることのできる素直さも、自分が従業員や女性から嫌われていると知った時に、とても深く傷つく繊細さも、好きになった柴山と仲良くなるために、努力する健気さと可愛らしさが、第1話を見ただけでも十分に感じられたからです。
今後の恋の行方を応援したいと思える鮫島の人柄と、これから明らかになっていく柴山の人柄、そして、恋愛を通じて変わっていく鮫島と周りとの関係性などに、今後もますます注目しつつ、楽しんで見ていけそうな作品だと感じました。