「僕のヤバい妻」第2話では、妻が仕掛けた自作自演の誘拐事件の真相が明らかになると共に、妻の恐ろしさと偏重した愛情も見えてきました。
このドラマ、なかなかに展開を予想させてくれないようですが、木村佳乃さんの演技にも引き込まれてしまいます。
第2話感想
「おかえり…私の好きだった頃の幸平」
犯人に身代金の2億円を受け渡し、妻の真理亜(木村佳乃)は憔悴していたが無事に解放され、自殺する寸前だった幸平(伊藤英明)は、心の底から安心し、病室へ向かいます。
妻の真理亜がいないときに、真理亜が自分の家族にしてくれていたことや、自分が美味しいと言ったレシピノートを見て、真理亜がどれだけ自分を愛してくれているのか、自分もどれだけ愛していたのかを思い出したのでしょう。病室に駆け込み
「本当に良かった」
と妻の無事を心から喜ぶ幸平に、真理亜は心の中で
「おかえり…私の好きだった頃の幸平」
とつぶやくのでした。
本当にヤバい妻
そして、妻の恐ろしい自作自演の誘拐事件の真相が、どんどん明らかになっていきます。
愛人と夫が、楽しそうに自分を殺す計画を立てていることを知った真理亜は、
望みどおり殺されてやろう
と大勝負を打ったのでした。すべては真理亜の計画通りに進み、ついに幸平の心も取り戻すことができた真理亜でした。
ところが、姉の元旦那で探偵の横路(宮迫博之)が幸平家に仕掛けられた盗聴器に気づき、回収しようとしている真理亜を幸平が発見してしまいます。これで誘拐事件が妻の自作自演であることを知ってしまうのです。
そんなことまで予想していたのか、用意周到な真理亜は夫と愛人が自分を殺そうとしていたワインボトルを証拠として持っていて、
「お互い秘密を守りましょうよ」
と微笑みます。さらに、真理亜の共犯者である大学の後輩の家が焼かれて始末されたことを知った幸平は、妻のヤバさに震え上がり、何も言えなくなってしまったのです。
歪んだ愛?
もし私が真理亜だったら、夫が愛人と一緒に自分を殺そうとしていると知った時点で、そんな夫を愛すことも、許すことも絶対にできないと思いますね。私だけでなく普通の奥さんならばそうではないでしょうか?
そんな夫の愛情を取り戻すために、こんなにも面倒な工作をするのもバカバカしいと思ってしまうでしょうし、自分の爪を剥いだり身体を傷付けることは考えられません。ましてや、罪を犯してまで・・・。ちょっと考えられませんでした。
私だったら、夫がせっせと作った毒ワインを、なんとか先に夫に飲ませてその毒で殺し、その毒ワインは愛人が自分を殺すために用意したものだという証拠を警察に届けて愛人を始末するだろうなぁ・・・と思いながら見ていました。
私もヤバイ妻の素質があるかもしれません。笑
そんなことを考えると、真理亜は公平を愛しているのだと思うけど
かなり歪んだ愛
なのかも?と思ってしまいます。
自分を殺そうとした夫の愛情を取り戻した真理亜ですが、その恐ろしさも知られてしまったことで、今後の公平との関係がどうなるのか?自作自演の事件が尾を引くのか?なかなか展開の読めない面白いドラマだと思います。次回の展開が楽しみになりました。