第3話では、幸平(伊藤英明)が偽りの夫婦生活に耐えられなくなり、2億円を奪って杏奈(相武沙紀)と逃げることを計画し始めます。真里亜(木村佳乃)を尾行して共犯者の緒方と接触しているところを突き止めた幸平は、2億円の緒方がいる住処を発見して笑顔を浮かべます。
第3話感想
しかし、真里亜は幸平が自分を尾行していたこともすべて気付いた上で後を追わせ、2億円があることを見せていたのでした。緒方に2億円を幸平のお店に送らせた真里亜。しかも、コーヒー豆に紛れ込ませて送るなんて手が込んでます。
しかし、そんな緒方を簡単に始末してしまう真里亜も恐ろしい女です。
幸平は、2億円を奪おうと緒方の住処に潜入するも、ニアミスでお金を奪えず、計画は失敗に終わってしまのでした。
公平は妻に勝てない?
第3話まで見ても、幸平はいつまで経っても
自分が妻に勝てない
ということが学習できないバカな男なんだと思ってしまいます。しかも、これまでのことを反省もせず、再び愛人と組むようなどうしようもないクズですね。
一方の真里亜は本当に賢くて、敏感で、恐ろしい女だということを痛感するばかりです。
真里亜の行動は、幸平を一途に愛するゆえであり、あんなちっぽけな男なのに、捨てずに自分を愛してくれる日が来ることを信じて行動し続ける姿に、すこし共感というか応援したくなる気持ちがあったのですが、やっぱり少し度を越えているなと思ったのは、ドラマの最後に真里亜が呟いたセリフを聞いた時でした。
要らないものを捨てるのが大好き
「要らないものを捨てるのが、大好きなんです‥♡」
これは、今まで真里亜のことを強く想い、どんなことをしても真里亜を守ろうとする忠実な共犯者である緒方を、簡単に切り捨てた真里亜の心境を表した時の言葉でした。
真里亜は緒方に何の気持ちもないのは明らかですが、こんなにも自分のことを想い、色々と協力してくれた男のことを、簡単に切り捨て、しかも要らないものを捨てるのが大好きだと言いきってしまえる強靭なメンタルは、尋常ではないと思いました。
私には、夫への強い憎悪や屈折した愛情、頭を使った計画を実行する勇気まで持つことができたとしても、自分の関係者を巻き込んで利用し、要らなくなったら殺すことは、絶対にできないなぁと感じました。
って言うか、それが普通の感覚だろうと思うのですが。