ヒガンバナ第6話では、遂に菊池(DAIGO)の正体が明らかになった!
来宮(堀北真希)の父親を殺した狩野の息子だったのだ。
(過去の感想はこちら:第1話・第2話・第3話・第4話・第5話)
第6話感想
今回は、来宮の父親を殺した狩野が殺害される事件から始まった。その容疑者として、30代は介護に明け暮れ、気付いたら友達が誰もいない孤独な生活を送っていた女性(酒井美紀)が浮上するが、実は彼らは恋人関係にあり、心中を図ったと言い出す。
この女性の次に容疑者として浮上したのは、狩野の息子である菊池(DAIGO)だった。菊池のアリバイも証明されたものの、菊池はまだ隠していることがあるようだ。
菊池に隠された謎
さらに来宮と菊池は、狩野が来宮の父親を殺害した時一緒に殺害現場にいたようだが、その事件については謎が多く、調書を読んでも疑問に残る点が多々ある事件だった。
今まで、父親殺害事件から目を背けてきた来宮だったが、ヒガンバナの仲間に、過去と向き合って前に進もうと激励され、捜査をするために現場へ行き、父の遺留品を見に行って、少しずつ前に進みながら、手がかりを掴んでいく。
事件の当日、来宮の父親はなぜ狩野の家を訪ねたのか?
来宮と菊池の関係は何なのか?
等は、次回に明らかになりそうだ。
来宮の苦悩
つらい過去との向き合い方はとても難しい。誰でも
つらい過去は思い出したくないし、できるだけ蓋をしていたいもの
だと思う。
しかし、人の記憶は
「忘れよう、忘れたい!」
と強く思えば思うほど、忘れられないものだそうだ。
思い出してつらいのは仕方のないことなので、いつかはその過去と向き合わなければならないし、そうすることで、少しずつ心の整理をしていくしかないようだ。
とはいえ、もし大切な人が目の前で殺されて、それを目撃してしまったら?
そんな重い過去と向き合う自信は、私にもない。
来宮は、心の傷がきっかけでシンクロ能力が備わったが、現実社会にも、事故や虐待などが原因で心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる人はとても多くいるらしい。
そのような状態の時は、あくまで安静に過ごさせてあげるべきだろうが、時間が解決し、少しずつでも症状が緩和してきたら、いつかその過去と向き合う覚悟は必要ではないかと思う。
来宮は心の傷とシンクロによる苦悩をこの事件から背負ってしまったが、これから過去と向き合うことになるのだろう。
(第7話感想はこちら)