3月中旬から続いた特番が終了し、テレビは通常モードに戻ってきました。
そこで各局の放送体制も通常に戻ってきました。2016年春ドラマ1話目の放送が終了し、ドラマの方向性も見えてきたところです。
今回は、視聴率と今後どうなっていくのかを感想を交えて書いてみたいと思います。
2016年春ドラマ初回視聴率
月曜日
ラヴソング
- 視聴率:10.6パーセント
福山雅治主演という割には低調なスタートとなってしまいました。実際視聴率は13から15パーセントを獲得できるのではないかと思われていました。低調なスタートにネットニュースは騒然です。
一部では、
福山雅治さんが希望していた脚本家が他局に取られて希望通りの物にはなっていない
という話で、事務所を通じて抗議をしているなどと言った話も聞こえてきます。
やはり、福山雅治の人気を支えていた一端のキーワードは、『独身』だったからなのでしょうか?
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火曜日
重版出来
- 視聴率:9.2パーセント
重版出来。これは出版業界の業界用語で、重版つまり
書籍が最初に刷った部数が売り切れて重版が掛かること
を言うようです。
さて、このドラマの中身は出版業界の話でありながら元々はマンガが原作の実写化です。
火曜の夜10時は他局では「ガイアの夜明け」などの経済ドキュメンタリーなどが放送されているので、そちらの方を見ている人が多いのかもしれません。因みにガイアの夜明けは町工場を扱った特集で6.1パーセント、報道ステーションが14.1パーセントと報道を好む傾向が強いようです。
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水曜日
世界一難しい恋
- 視聴率:12.8パーセント
嵐の大野君と「あさが来た」で主演を果たした波留がどんな化学反応を示すのかがポイント。
このドラマの企画が持ち上がる際には、
波留を日本テレビが上手く口説き落としたこと
で、始まる前から話題となっていたドラマでした。
初回は好調な滑り出しを見せました。水曜日の夜10時は、日本テレビドラマ枠では鉄板の放送枠と言われ、過去にも「家政婦のミタ」が放送されていた枠としても有名ですね。よほど変な脚本が来ない限り成功確率は高い枠です。
まあ、その成功枠通りの数字を叩きだしたのではないかと思います。
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木曜日
ドクターカー
- 視聴率:4.5パーセント
読売テレビが制作を担当している深夜ドラマ枠です。そのため、深夜でこの視聴率であれば上出来と言っても良い状態と言えます。剛力彩芽の演技にも注目してください。
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金曜日
私 結婚しないんじゃなくて しないんです
- 視聴率:10.3パーセント
TBSでは、主演を努めた「ケイゾク」で好評を得ています。そのほか「仁」や「電車男」など話題作に多数出演している演技派女優さんです。視聴率10.3は上出来で、独身女性のリアルが描かれているとインターネット上でも話題です。今後、ドラマの展開次第では視聴率上昇が見込めるのでは?
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ナイトヒーロー
- 視聴率:2.0パーセント
EXILEのメンバーNAOTOの主演作。放送時間が深夜のため視聴率が低いのか、それとも主演が悪いからなのかは不明です。今後どうなるかドラマ展開が楽しみです。
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土曜日
火の粉
- 視聴率:5.8パーセント
土曜の深夜帯のため視聴率を取ることが難しい枠と言えます。そのため視聴率5.8というのは大健闘です。
ドラマが進むにつれての視聴率が下降が懸念されます。
日曜日
OUR HOUSE
- 視聴率:4.8パーセント
この枠は、視聴率が取りにくいことでもお馴染みです。また、脚本が野島伸司、キャストが芦田愛菜、ケイトフォックスなどそれぞれ実績のあるメンバーをそろえましたが、厳しいスタートとなってしまいました。今後予定話数が放送されるのか?というところが興味の惹くところです。
99.9-刑事専門弁護士-
- 視聴率:15.5パーセント
弁護士ドラマでも刑事事件にこだわった作品です。嵐の松本潤が主演をしており、「パラリーガル」という弁護士業界にしか存在しない業界用語が出たりして、ネットの急上昇キーワードになるなど話題となっています。
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ゆとりですがなにか
- 視聴率:9.4パーセント
クドカンの脚本による最新作。ゆとり世代にスポットを当てた話題作です。今後の展開がとても楽しみな作品でもあります。
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以上、初回放送終了時の各ドラマ視聴率を見てきました。この他、地震の影響で放送が遅延したり、これからスタートする作品もありますが、いずれにしろ春のドラマは概ね好調なスタートを切ったのではないでしょうか?