はじめまして、愛しています第2話感想!「自分から握りなさい」

特別養子縁組の審査のため、梅田夫婦は児童相談所の職員と面談することとなり、様々な鋭い質問をされます。そこで初めて知ることも多く、お互いに驚きあう美奈(尾野真知子)と信次(江口洋介)。

無事に少年を引き取ることができるのか‥今回も二人の奮闘は続きます。

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第2話感想

特別養子縁組の申請をするために面接を受けた梅田夫婦は、そこでお互いの両親との間にあった確執のようなものを知ることになりました。

信次は父親と長男が交通事故で亡くなり、母親が働いて信次と妹を養おうとしたものの、父親と長男を亡くしたショックや、身体的疲労も重なって精神不安定となり、結局信次が大学進学を諦めて就職をして、ずっと家計を支えてきたのでした。信次の母親は現在介護施設に入っているが、その頃に信次と母親の間に何かが起こり、今でも二人の仲はギクシャクしていることがわかりました。

また、美奈の方は母親が自殺しており、幼かった美奈に母親は

「一緒に海に入ろうか」

と問いかけたのですが、美奈が母親の手を放したため、母親は一人で海に入っていった過去があることがわかりました。父親と確執があることは、前回でも少し明らかになっていましたが、母親との間にそんなことがあったのであれば、とても深い傷になっているのではないかと感じました。

そんな中、梅田夫婦は少年と動物園に行くことに…。一人むじゃきにはしゃぐ信次と冷静な美奈、そして無表情な少年が織りなす空気感は独特でした。そして、二人が電話に出て少し目を話した隙に、少年が行方不明になってしまいます。名前がなく、迷子アナウンスもしてもらえない中で、イベント会場にあったピアノを美奈が引くと、作戦通り少年が現れてくれて一安心です。。見つかった後に、信次が少年の手を取ろうとした際、美奈が少年に言った言葉が、とても印象的でした。

「自分から握りなさい。この人は絶対あなたを傷つけたりしない。大切な人の手は、絶対に離しちゃダメ!」

その言葉には、自分が母親の手を放してしまったことへの強い後悔があるのだと思います。自分の子供でないと、変に遠慮したり気を使ってしまって、本気で怒ることが難しいのではないかと思うのですが、美奈は自分の子のように少年を叱っているので、優しくて情に厚い信次とバランスがとれていて、良い家族になれるのはないかと思いました。

無事、特別養子縁組の許可はおりたようです。これからお試して一緒に暮らす上で、色々と問題は起こるのでしょうが、良い家族になれるように、応援したいなと思います。

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