第5話では、佐田(香川照之)が家族旅行で1週間休暇を取るということで、深山(松本潤)と彩乃(栄倉奈々)が中心となって案件を進めます。
第5話感想
依頼人の谷繋(千葉雄大)が三枝(平田満)を暴行したということで事情を聞きにいくが、聴取中に倒れて意識不明となってしまいます。それでも調査を進めていた深山は、18年前に自殺した谷繋の父親が、実は自殺ではなく三枝に殺された可能性が高いことを突き止めます。
2つの事件がつながった
また、父親の殺害事件時にも、三枝は容疑者として名前が挙がっていたにも関わらず、不自然に捜査が打ち切られ、自殺として処理されていることを知り、三枝に直接追求しますが、「絶対に私は捕まえられない」と豪語します。三枝は、18年前の同じ日時に起きた「杉並区資産化令嬢殺人事件殺人事件」で殺人を目撃したと証言しており、その証言が決め手となって犯人が逮捕され、有罪が確定していたため、検察の大きな力が関わっていることは明らかでした。
さらに、その目撃証言の調書を作った検察官だったのが、上司である佐田という衝撃的な事実が発覚したところで終わります。
信用できると思っている警察や検察官が、嘘の証言をでっちあげて、それを決め手に犯人を有罪にしたり、捜査を打ち切って殺人を自殺に処理したりすることが、現実世界にも起こっているとしたら、本当に恐ろしいことだと思いました。
事件を起こす犯人も被害者も、それを捜査するのも、犯人を起訴するのも弁護するのも、判決を下すのも、すべてヒトだからこそ、完璧で常に公平な判断をすることは、できないものなのかもしれませんが、真実を追い求めることや、誤ったことを正せる仕組みを作ることをやめないことが、とても大切なのではないかと思いました。
何か悪いことに、佐田が関わっているとしたら、とても残念でなりませんが、早く続きを見て、18年前の真実を知りたいと思いました。